高山の月/Alpine Moon

提供:MTG Wiki

(版間での差分)
移動: 案内, 検索
(ルール)
 
(6人の利用者による、間の6版が非表示)
1行: 1行:
 
{{#card:Alpine Moon}}
 
{{#card:Alpine Moon}}
 +
 
[[基本でない土地]]への対策[[エンチャント]]。[[カード名]]を含め、[[血染めの月/Blood Moon]]の派生といえる。
 
[[基本でない土地]]への対策[[エンチャント]]。[[カード名]]を含め、[[血染めの月/Blood Moon]]の派生といえる。
  
血染めの月と比較すると1種類にしか効かず、相手の[[マナ基盤]]を破壊する機能も持たないものの、1[[マナ]]という[[軽さ]]はそれを補って余りあるメリット。[[対戦相手]]にしか影響しないことも重要で、基本でない土地に頼った[[デッキ]]でも[[ウルザトロン]]や[[ヴァラクート#モダン|スケープシフト]]への対策になる他、それらのデッキが[[ミラーマッチ]]や[[廃墟の地/Field of Ruin]]対策などに使用することもできる。
+
血染めの月と比較すると1種類にしか効かず、相手の[[色マナ]]を拘束する機能も持たないものの、1[[マナ]]という[[軽さ]]はそれを補って余りあるメリット。[[対戦相手]]にしか影響しないことも重要で、基本でない土地に頼った[[デッキ]]でも[[ウルザトロン]]や[[ヴァラクート#モダン|スケープシフト]]への対策ができる他、[[ミラーマッチ]]や[[廃墟の地/Field of Ruin]]対策などに使用することもできる。
 +
 
 +
[[スタンダード]]では[[イクサラン・ブロック]]の[[両面カード|両面]][[土地]][[カード]]など効くカードはあるものの、ニッチすぎてしばらくの間採用されることは少なかった。[[基本セット2020]]発売後は、[[死者の原野/Field of the Dead]]を用いた[[スケープシフト#イクサラン・ブロック~基本セット2020期|スケープシフトデッキ]]が登場したことで使用率が増加。
  
[[スタンダード]]では[[イクサラン・ブロック]]の[[両面カード|両面]][[土地]][[カード]]など効くカードはあるものの、ニッチすぎてしばらくの間採用されることは少なかった。[[基本セット2020]]発売後は、[[死者の原野/Field of the Dead]]を用いた[[スケープシフト#イクサラン・ブロック~基本セット2020期|スケープシフトデッキ]]が登場したことで使用率が増加。[[モダン]]以下の[[環境]]では上述のメリットを生かし[[ジャンドコントロール#モダン|ジャンド]]を始めとした赤系[[デッキ]]のサイドボードに採用されている。
+
[[モダン]]以下の[[環境]]では上述のメリットを生かし[[ジャンドコントロール#モダン|ジャンド]]を始めとした赤系[[デッキ]]のサイドボードに採用されている。
  
 +
==ルール==
 
*[[土地タイプ]]を失わせるため、[[ウルザランド]]は1種を指定すれば他の2種も1マナしか出せなくなる。
 
*[[土地タイプ]]を失わせるため、[[ウルザランド]]は1種を指定すれば他の2種も1マナしか出せなくなる。
 
*土地タイプを失わせる効果は[[種類別]]第4種、[[能力]]を失わせる(与える)効果は第6種である。
 
*土地タイプを失わせる効果は[[種類別]]第4種、[[能力]]を失わせる(与える)効果は第6種である。
**血染めの月や[[広がりゆく海/Spreading Seas]]などがある場合、土地タイプはそれらの[[タイムスタンプ]]によって決まるが、どちらが先であっても最終的には高山の月によって「(T):好きな色1色のマナ1点を加える。」を持つことになる。
+
**血染めの月や[[広がりゆく海/Spreading Seas]]などの土地タイプを与える効果がある場合、土地タイプは高山の月とそれらの[[タイムスタンプ]]によって決まる。しかし、その後に高山の月の「能力を失う&得る」が適用されるので、どちらが先であっても最終的には「(T):好きな色1色のマナ1点を加える。」だけを持つことになる。
*[[対戦相手]]にしか影響しないため、自分の土地を[[5色地形]]にしたりはできない。
+
*[[対戦相手]]にしか影響しないため、自分の土地を[[5色土地]]にしたりはできない。
 +
*カード名として選べるのは、[[オラクル]]のテキストで基本でない土地となっているカードのみである({{CR|201.4a}})。[[生命と枝/Life and Limb]]や[[野生の魂、アシャヤ/Ashaya, Soul of the Wild]]によって基本でない土地になっている「元は土地でない[[カード]]」があったとしても、高山の月で選ぶことはできない。
  
 
==参考==
 
==参考==
*[[対特殊地形カード]]
+
*[[基本でない土地への対策カード]]
 
*[[起動型能力を与えるカード]]
 
*[[起動型能力を与えるカード]]
 
*[[カード個別評価:基本セット2019]] - [[レア]]
 
*[[カード個別評価:基本セット2019]] - [[レア]]

2023年11月22日 (水) 00:02時点における最新版


Alpine Moon / 高山の月 (赤)
エンチャント

高山の月が戦場に出るに際し、基本でない土地カードのカード名1つを選ぶ。
対戦相手がコントロールしていてその選ばれた名前を持つ土地はすべての土地タイプと能力を失い、「(T):好きな色1色のマナ1点を加える。」を得る。


基本でない土地への対策エンチャントカード名を含め、血染めの月/Blood Moonの派生といえる。

血染めの月と比較すると1種類にしか効かず、相手の色マナを拘束する機能も持たないものの、1マナという軽さはそれを補って余りあるメリット。対戦相手にしか影響しないことも重要で、基本でない土地に頼ったデッキでもウルザトロンスケープシフトへの対策ができる他、ミラーマッチ廃墟の地/Field of Ruin対策などに使用することもできる。

スタンダードではイクサラン・ブロック両面土地カードなど効くカードはあるものの、ニッチすぎてしばらくの間採用されることは少なかった。基本セット2020発売後は、死者の原野/Field of the Deadを用いたスケープシフトデッキが登場したことで使用率が増加。

モダン以下の環境では上述のメリットを生かしジャンドを始めとした赤系デッキのサイドボードに採用されている。

[編集] ルール

  • 土地タイプを失わせるため、ウルザランドは1種を指定すれば他の2種も1マナしか出せなくなる。
  • 土地タイプを失わせる効果は種類別第4種、能力を失わせる(与える)効果は第6種である。
    • 血染めの月や広がりゆく海/Spreading Seasなどの土地タイプを与える効果がある場合、土地タイプは高山の月とそれらのタイムスタンプによって決まる。しかし、その後に高山の月の「能力を失う&得る」が適用されるので、どちらが先であっても最終的には「(T):好きな色1色のマナ1点を加える。」だけを持つことになる。
  • 対戦相手にしか影響しないため、自分の土地を5色土地にしたりはできない。
  • カード名として選べるのは、オラクルのテキストで基本でない土地となっているカードのみである(CR:201.4a)。生命と枝/Life and Limb野生の魂、アシャヤ/Ashaya, Soul of the Wildによって基本でない土地になっている「元は土地でないカード」があったとしても、高山の月で選ぶことはできない。

[編集] 参考

MOBILE