「青赤デルバー」を編集中

'''青赤デルバー'''(''UR Delver'')は、[[秘密を掘り下げる者/Delver of Secrets]]を中心とする[[青赤]]の[[クロック・パーミッション]][[デッキ]]で、[[Delver-Go]]の一種。'''イゼット・デルバー'''(''Izzet Delver'')と呼ばれることもある。

==概要==
{{#card:Delver of Secrets}}
{{#card:Lightning Bolt}}

[[秘密を掘り下げる者/Delver of Secrets]]などの[[軽い|軽量]][[アタッカー]]を、[[打ち消す|打ち消し]]や[[火力]]でサポートする。

==レガシー==
[[レガシー]]では当初、[[クリーチャー]]の選択肢の乏しさに悩まされていたが、[[基本セット2014]]から[[若き紅蓮術士/Young Pyromancer]]、[[統率者2013]]から[[真の名の宿敵/True-Name Nemesis]]を獲得したことで、2[[色]]でも充分な戦力を有するようになった。

{{#card:Young Pyromancer}}
{{#card:True-Name Nemesis}}

[[渦まく知識/Brainstorm]]や[[思案/Ponder]]を連打し、[[ライブラリー操作]]によって[[秘密を掘り下げる者/Delver of Secrets]]を[[変身]]させるとともに、若き紅蓮術士で[[トークン]]を次々と[[生成]]。これらのクリーチャーによる[[攻撃]]と、[[稲妻/Lightning Bolt]]などの[[火力]]で勝負を決める。

3色以上の[[Delver-Go#レガシー|デルバー]]と比較した場合の利点は、[[基本土地]]を採用する余裕があることである。これにより[[対戦相手]]の[[不毛の大地/Wasteland]]などの被害を受けづらく、また自分自身にも影響する[[発展の代価/Price of Progress]]や[[血染めの月/Blood Moon]]を使用しやすくなっている。

しばらくは他のデルバーに一歩劣る地位であったが、[[タルキール覇王譚]]参入後は[[僧院の速槍/Monastery Swiftspear]]や[[宝船の巡航/Treasure Cruise]]を獲得したことで大幅に強化され、一気に[[トップメタ]]へと躍り出た。

{{#card:Monastery Swiftspear}}
{{#card:Treasure Cruise}}

しかしあまりに強すぎたため、宝船の巡航はわずか4ヶ月で[[禁止カード]]に指定されてしまう。代替として[[時を越えた探索/Dig Through Time]]が使われたものの、こちらも1年で禁止されてしまった。

[[ゲートウォッチの誓い]]からは[[嵐追いの魔道士/Stormchaser Mage]]、[[異界月]]からは[[騒乱の歓楽者/Bedlam Reveler]]を獲得。[[2018年]]7月には[[ギタクシア派の調査/Gitaxian Probe]]が禁止され、弱体化した。

{{#card:Stormchaser Mage}}
{{#card:Bedlam Reveler}}

[[灯争大戦]]参入後は、優秀な[[アドバンテージ]]源となる[[戦慄衆の秘儀術師/Dreadhorde Arcanist]]の登場により大きく強化され、再びトップメタの座に舞い戻った。

{{#card:Dreadhorde Arcanist}}
{{#card:Brazen Borrower}}

[[モダンホライゾン]]からは新たに[[否定の力/Force of Negation]]を獲得。[[タフネス]]1キラーである[[レンと六番/Wrenn and Six]]の流行が逆風となるものの、[[エルドレインの王権]]からはさらに[[厚かましい借り手/Brazen Borrower]]を獲得し、レンと六番もすぐに禁止された。

{{#card: Ragavan, Nimble Pilferer}}

[[モダンホライゾン2]]で[[敏捷なこそ泥、ラガバン/Ragavan, Nimble Pilferer]]が登場した後は秘密を掘り下げる者を減らしたり、完全に抜いたりするタイプが現れ始めた。そちらの詳細は[[イゼット・ラガバン]]を参照。

===サンプルリスト===
====統率者2013後====
*備考
**[[レガシー選手権13]] 準優勝（[https://magic.wizards.com/en/articles/archive/event-coverage/legacy-coverage-eternal-championships-2013-2013-11-02 参考]）
**使用者：[[Osyp Lebedowicz]]
*[[フォーマット]]
**[[レガシー]]（～[[統率者2013]]）

{{#MagicFactory:df319938}}
*[[統率者2013]]参入後のリスト。

====タルキール覇王譚後====
*備考
**[[レガシー選手権14]] 優勝（[https://magic.wizards.com/en/events/coverage/eternalweekend14 参考]）
**使用者：[[Kevin Jones]]
*[[フォーマット]]
**[[レガシー]]（～[[タルキール覇王譚]]）

{{#MagicFactory:df319939}}
*[[タルキール覇王譚]]参入後のリスト。[[ミラーマッチ]]を含む[[宝船の巡航/Treasure Cruise]]対決の増加を受け、[[紅蓮破/Pyroblast]]が[[メインデッキ]]から1枚[[挿す|挿し]]されている。

====アモンケット後====
*備考
**[[グランプリラスベガス17レガシー]] 準優勝（[https://magic.wizards.com/en/events/coverage/gplv17-legacy 参考]）
**使用者：[[Jonathn Semeyn]]
*[[フォーマット]]
**[[レガシー]]（～[[アモンケット]]）

{{#MagicFactory:df319940}}
*[[アモンケット]]参入後（[[師範の占い独楽/Sensei's Divining Top]][[禁止カード|禁止]]後）のリスト。[[火炎破/Fireblast]]などの[[火力]][[呪文]]が大量に採用されており、[[バーン]]に近い構成と言える。

====エルドレインの王権後====
*備考
**[[北米レガシー選手権19]] 準優勝（[http://www.cardtitancloud.com/coverage/2019legacy.html 参考]）
**使用者：[[Daniel Savage]]
*[[フォーマット]]
**[[レガシー]]（～[[エルドレインの王権]]）

{{#MagicFactory:df319941}}
*[[エルドレインの王権]]参入後（[[レンと六番/Wrenn and Six]]禁止前）のリスト。

====ラガバン禁止後====
*備考
**Legacy Challenge - #12456985 on 08/15/2022 優勝（[https://magic.wizards.com/en/articles/archive/mtgo-standings/legacy-challenge-2022-08-15 参考]）
**使用者：JUJUBEAN__2004
*[[フォーマット]]
**[[レガシー]]（～[[ダブルマスターズ2022]]）

{{#MagicFactory:df321353}}
*[[戦慄衆の秘儀術師/Dreadhorde Arcanist]]禁止のあと[[モダンホライゾン2]]での[[敏捷なこそ泥、ラガバン/Ragavan, Nimble Pilferer]]の登場により秘密を掘り下げるものが抜かれた[[イゼット・ラガバン]]になっていたが、ラガバンの禁止後は再び秘密を掘り下げるものを採用した青赤デルバーに戻った。

==参考==
*[[Delver-Go]]
*[[デッキ集]]

{{DEFAULTSORT:あおあかてるはあ}}
[[Category:青赤デッキ]]
[[Category:ビート・コントロールデッキ]]
[[Category:クロック・パーミッションデッキ]]
[[Category:青赤ビート・コントロールデッキ]]
[[Category:青赤クロック・パーミッションデッキ]]
[[Category:レガシーデッキ]]