隔離するタイタン/Sundering Titan

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Sundering Titan / 隔離するタイタン (8)
アーティファクト クリーチャー — ゴーレム(Golem)

隔離するタイタンが戦場に出たか戦場を離れたとき、基本土地タイプ1種につきそのタイプの土地を1つ選ぶ。その後それらの土地を破壊する。

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戦場に出たときと離れたときのそれぞれで土地を大量に破壊する巨大アーティファクト・クリーチャー

能力の分かりにくさ(下記#ルール参照)や重さから当初は全く見向きされずカスレア扱いされていたが、マナ・コストを踏み倒す方法が一般的になると広く使われるようになった。

たいてい歯と爪/Tooth and Nail修繕/Tinkerサーチコストを踏み倒して直接戦場に出される。特に多色コントロールデッキに対して強力で、1回出るだけでも十分な影響を与えるが、鏡割りのキキジキ/Kiki-Jiki, Mirror Breakerコピートークンを出すなどして連打できればあっという間に対戦相手マナ基盤をずたずたにできる。

デュアルランドショックランドの存在する環境ではさらに強力。自分がコントロールしている土地の基本土地タイプ対戦相手も持っている可能性が高いため、一方的に被害を与えやすい。エクステンデッドではラヴニカ・ブロックでショックランドが登場してからは強化された。歯と爪を使わないウルザトロン青白トロン青緑トロン)でもフィニッシャーとして多く採用されていた。

モダンでも同様に赤緑トロン青単トロンで採用されることがある。レガシーではMUDのフィニッシャーの1つ。

ヴィンテージ環境ではMishra's Workshop修繕/Tinkerゴブリンの溶接工/Goblin Welderマナ吸収/Mana Drain等から高速召喚される。上記の通りデュアルランドに対して有効なため、余計たちが悪い。

2004年9月20日よりプリズマティック禁止カードに指定される。また統率者戦でも2012年6月20日(Magic Onlineでは6月27日)より禁止カードに指定。ヒストリック・ブロールでは特に規制されていないため、多色デッキにとっての脅威である。

ルール

よく「能力の意味がわからない」と言う意見が出るが、実際わかりにくい能力なのは確かである。大雑把に言ってしまえば「各基本土地タイプ平地)を持つ土地を1枚ずつ選んで破壊する」という能力なのだが、挙動がやや特殊である。

  • この能力は明確なメリットとして機能しているため、トーナメントでも使用頻度が高くなり、しばしばルールに関する質問が出されることにもなった。

まず、この能力は対象をとっていないことに注意。そのため破壊する土地の選択は、解決時に行う。能力の誘発時ではない。

  • 各基本土地タイプのうち、足りないものがあっても問題なく処理される。
  • 被覆呪禁で守られている土地でも問題なく破壊できる。
  • 「選んで破壊する」が一連の効果であり、その間に割り込んで手札戻したり生け贄に捧げたりして被害を軽減したりできない。そうしたいなら、能力の解決の前に行わなければならない。

「基本土地タイプ1種につきそのタイプの土地を1つ選ぶ。」とは、次の5つすべてを行うということである。

  • 戦場に出ている平地のうち1枚をあなたが選ぶ。無いなら選ばない。
  • 戦場に出ているのうち1つをあなたが選ぶ。無いなら選ばない。
  • 戦場に出ているのうち1つをあなたが選ぶ。無いなら選ばない。
  • 戦場に出ているのうち1つをあなたが選ぶ。無いなら選ばない。
  • 戦場に出ているのうち1つをあなたが選ぶ。無いなら選ばない。
    • この際、「戦場にあるのに選ばない」ことはできない。よって、対戦相手の土地を選べず、結果自分の土地を選ばなければならなくなることもありえる。
    • ただし、土地が破壊されるのはすべて選び終わった後である点がミソ。そのため、基本土地タイプを複数持つ土地があるなら、それをそれぞれのタイプとして2回以上選んでもよい(例えば、Tundra1枚を平地および島として2回選んでよい)。そうすることで、自分の土地を巻き込まないよう、被害の量を調節できる。
    • 特に、特定の色をメインカラーとしている多色デッキ相手には大きく活躍する。たとえばBadlands(山)とBayou(森)と沼/Swamp(沼)のように選ぶことで黒マナ源を集中的に叩くといった芸当も可能。

参考

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