運命再編

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テーマは「過去への時間旅行」「歴史の分岐点」。[[タルキール覇王譚]]には存在しなかった[[ドラゴン]]・[[カード]]の収録を筆頭に、タルキール覇王譚(と[[タルキール龍紀伝]])のストーリーやメカニズムの前身的な要素が各所に散りばめられている。変則的な[[リミテッド]]に合わせ、大きく異なる二つの未来のどちらとも組み合わせられるよう、[[多色カード]]などの配分も工夫されている。また[[呪文]]および[[パーマネント]]の[[能力]]として[[モード]]を持つものが多く存在し、[[プレイヤー]]に「運命の選択」が迫られていることが表現されている。
 
テーマは「過去への時間旅行」「歴史の分岐点」。[[タルキール覇王譚]]には存在しなかった[[ドラゴン]]・[[カード]]の収録を筆頭に、タルキール覇王譚(と[[タルキール龍紀伝]])のストーリーやメカニズムの前身的な要素が各所に散りばめられている。変則的な[[リミテッド]]に合わせ、大きく異なる二つの未来のどちらとも組み合わせられるよう、[[多色カード]]などの配分も工夫されている。また[[呪文]]および[[パーマネント]]の[[能力]]として[[モード]]を持つものが多く存在し、[[プレイヤー]]に「運命の選択」が迫られていることが表現されている。
  
このセット独自の[[キーワード処理]]として[[予示]]が登場した。未来であるタルキール覇王譚からは[[果敢]]、[[探査]]、[[獰猛]]が、もう一つの未来であるタルキール龍紀伝からは新たな[[キーワード能力]]の[[疾駆]]、キーワード処理の[[鼓舞]]が登場し、この5つが2色の[[友好色]]5組のメカニズムとして割り当てられている。また、[[混成マナ・シンボル]]を用いるカードも登場している。
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新たな[[キーワード処理]]として[[予示]]が登場した。未来であるタルキール覇王譚からは[[果敢]]、[[探査]]、[[獰猛]]が、もう一つの未来であるタルキール龍紀伝からは新たな[[キーワード能力]]の[[疾駆]]、キーワード処理の[[鼓舞]]が登場し、この5つが2色の[[友好色]]5組のメカニズムとして割り当てられている。また、[[混成マナ・シンボル]]を用いるカードも登場している。
  
 
タルキール覇王譚の[[隠れ家]]サイクルが新規[[イラスト]]で[[再録]]されているが、これらは[[ブースターパック]]の[[基本土地]]の枠で封入されており、通常の[[コモン]]枠からは出てこない。また、稀にタルキール覇王譚の[[フェッチランド]]が封入されている場合もある。こちらは[[エキスパンション・シンボル]]もタルキール覇王譚のままである。
 
タルキール覇王譚の[[隠れ家]]サイクルが新規[[イラスト]]で[[再録]]されているが、これらは[[ブースターパック]]の[[基本土地]]の枠で封入されており、通常の[[コモン]]枠からは出てこない。また、稀にタルキール覇王譚の[[フェッチランド]]が封入されている場合もある。こちらは[[エキスパンション・シンボル]]もタルキール覇王譚のままである。
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[[氏族/Clan]]に属するカードの文章欄に含まれる氏族のシンボルに加えて、今回新たに5つの「龍種/Dragon Broods」を表すシンボルが登場する。氏族が畏怖し崇める、「[[龍の大嵐/Dragon Tempest#ストーリー|龍の大嵐/Dragon tempests]]」より生まれし龍とその落とし子の龍を表すカードの[[文章欄]]には、その龍種のシンボルの[[透かし]]が印刷されている({{Gatherer|id=392976|カード画像}})。
 
[[氏族/Clan]]に属するカードの文章欄に含まれる氏族のシンボルに加えて、今回新たに5つの「龍種/Dragon Broods」を表すシンボルが登場する。氏族が畏怖し崇める、「[[龍の大嵐/Dragon Tempest#ストーリー|龍の大嵐/Dragon tempests]]」より生まれし龍とその落とし子の龍を表すカードの[[文章欄]]には、その龍種のシンボルの[[透かし]]が印刷されている({{Gatherer|id=392976|カード画像}})。
  
*「運命」を選択する[[レア]]のカード(具体的には[[命運の核心/Crux of Fate]]や[[城塞の包囲/Citadel Siege|包囲]][[サイクル]])の[[プレミアム・カード]]版には文章欄に特別なホログラム製の透かしが印刷されている。これらは歴史の分岐点を表しており、一方の角度からはタルキール覇王譚のエキスパンション・シンボル(=龍の滅びる未来)を、別の角度からはタルキール龍紀伝のエキスパンション・シンボル(=龍の繁栄する未来)を確認できる。
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*「運命」を[[モード|選択する]][[レア]]のカード(具体的には[[命運の核心/Crux of Fate]]や[[城塞の包囲/Citadel Siege|包囲]][[サイクル]])の[[プレミアム・カード]]版には文章欄に特別なホログラム製の透かしが印刷されている。これらは歴史の分岐点を表しており、一方の角度からは[[タルキール覇王譚]]のエキスパンション・シンボル(=龍の滅びる未来)を、別の角度からは[[タルキール龍紀伝]]のエキスパンション・シンボル(=龍の繁栄する未来)を確認できる。
**日本語版の一部の製品には、プレミアム・カードでないにも関わらずそれらのカードに白抜きの透かしが印刷されている印刷ミスが存在する。[[カードの部分#文章欄の下にある情報群|文章欄の下部]]のコレクター情報内ではプレミアム・カード扱いとなっており(収録カードセット情報と言語情報の間の印が、本来ならば「・」になるはずが「★」になっている。[[新枠#基本セット2015以降のカード枠|新枠]]も参照)、製造工程での取り違えと思われる。また、他にも非プレミアム・カードであるにも関わらず「・」ではなく「★」が印刷されてしまっているレアや[[神話レア]]のカードがいくつか存在している。
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**日本語版の一部の製品には、プレミアム・カードでないにもかかわらずそれらのカードに白抜きの透かしが印刷されている印刷ミスが存在する。[[カードの部分#文章欄の下にある情報群|文章欄の下部]]のコレクター情報内ではプレミアム・カード扱いとなっており(収録カードセット情報と言語情報の間の印が、本来ならば「・」になるはずが「★」になっている。[[新枠#基本セット2015以降のカード枠|新枠]]も参照)、製造工程での取り違えと思われる。また、他にも非プレミアム・カードであるにもかかわらず「・」ではなく「★」が印刷されてしまっているレアや[[神話レア]]のカードがいくつか存在している。
*レアからコモンまで11枚のドラゴンが収録されており、過去最高のドラゴン・カード[[開封比]]であった([http://magic.wizards.com/en/articles/archive/feature/designing-your-fate-2014-12-29 参考]/[http://mtg-jp.com/reading/translated/0011818/ 邦訳])。だが、直後のタルキール龍紀伝ではなんと26枚ものドラゴンが収録された。
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*[[レア]]から[[コモン]]まで11枚のドラゴン・カードが収録されており、過去最高のドラゴン・カード[[開封比]]となっている([http://magic.wizards.com/en/articles/archive/feature/designing-your-fate-2014-12-29 参考]/[http://mtg-jp.com/reading/translated/0011818/ 邦訳])。
 
*輸送上の問題のため、日本国内での英語版の発売が1月23日から1月30日へ延期された。日本語版の発売日は予定通り1月23日のまま([http://mtg-jp.com/publicity/0011989/ 参考])。
 
*輸送上の問題のため、日本国内での英語版の発売が1月23日から1月30日へ延期された。日本語版の発売日は予定通り1月23日のまま([http://mtg-jp.com/publicity/0011989/ 参考])。
 
*2014年8月末に[[スタンダード]]のルールと[[ローテーション]]周期が変更されたことに伴い、例外的なローテーションが発生する。詳細は、[[ローテーション]]の項目を参照。
 
*2014年8月末に[[スタンダード]]のルールと[[ローテーション]]周期が変更されたことに伴い、例外的なローテーションが発生する。詳細は、[[ローテーション]]の項目を参照。
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*[http://mtg-jp.com/reading/translated/mm/0012009/ 運命的な話 その2](2014年1月19日)
 
*[http://mtg-jp.com/reading/translated/mm/0012009/ 運命的な話 その2](2014年1月19日)
 
*[http://mtg-jp.com/reading/translated/mm/0014319/ 予示の定め](2015年2月9日)
 
*[http://mtg-jp.com/reading/translated/mm/0014319/ 予示の定め](2015年2月9日)
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*[https://mtg-jp.com/reading/mm/0037658/ 混成の歴史 その2]([[Making Magic]] [[2024年]]2月26日)
  
 
[[Sam Stoddard]]によるコラム、Latest Developments -デベロップ最先端-。
 
[[Sam Stoddard]]によるコラム、Latest Developments -デベロップ最先端-。
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*[[プロツアー「運命再編」]]
 
*[[プロツアー「運命再編」]]
 
*[[カードセット一覧]]
 
*[[カードセット一覧]]
**[[タルキール覇王譚ブロック]]
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**[[テーロス・ブロック]]([[テーロス]] - [[神々の軍勢]] - [[ニクスへの旅]]) - [[基本セット2015]]
***[[タルキール覇王譚]]
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**[[タルキール覇王譚ブロック]]([[タルキール覇王譚]] - [[運命再編]] - [[タルキール龍紀伝]]) - [[マジック・オリジン]]
***[[運命再編]]
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**[[戦乱のゼンディカー・ブロック]]([[戦乱のゼンディカー]] - [[ゲートウォッチの誓い]]) - [[イニストラードを覆う影ブロック]]([[イニストラードを覆う影]] - [[異界月]])
***[[タルキール龍紀伝]]
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[[Category:エキスパンション|うんめいさいへん]]
 
[[Category:エキスパンション|うんめいさいへん]]

2024年3月5日 (火) 10:27時点における最新版

運命再編/Fate Reforged
シンボル 2本の龍の爪
略号 FRF
コードネーム Dewey
発売日 2015年1月23日
セット枚数 全185種類

運命再編/Fate Reforgedは、タルキール覇王譚ブロックの2番目のエキスパンション2015年1月23日発売。キャッチコピーは「歴史に焼き付けよ/Burn into History」。

目次

[編集] 概要

謎の声に導かれ、何処かに召喚されるサルカン・ヴォル/Sarkhan Vol。そこは絶滅したはずのが飛翔する大地、すなわち1280年前のタルキール/Tarkirであった。

テーマは「過去への時間旅行」「歴史の分岐点」。タルキール覇王譚には存在しなかったドラゴンカードの収録を筆頭に、タルキール覇王譚(とタルキール龍紀伝)のストーリーやメカニズムの前身的な要素が各所に散りばめられている。変則的なリミテッドに合わせ、大きく異なる二つの未来のどちらとも組み合わせられるよう、多色カードなどの配分も工夫されている。また呪文およびパーマネント能力としてモードを持つものが多く存在し、プレイヤーに「運命の選択」が迫られていることが表現されている。

新たなキーワード処理として予示が登場した。未来であるタルキール覇王譚からは果敢探査獰猛が、もう一つの未来であるタルキール龍紀伝からは新たなキーワード能力疾駆、キーワード処理の鼓舞が登場し、この5つが2色の友好色5組のメカニズムとして割り当てられている。また、混成マナ・シンボルを用いるカードも登場している。

タルキール覇王譚の隠れ家サイクルが新規イラスト再録されているが、これらはブースターパック基本土地の枠で封入されており、通常のコモン枠からは出てこない。また、稀にタルキール覇王譚のフェッチランドが封入されている場合もある。こちらはエキスパンション・シンボルもタルキール覇王譚のままである。

  • 日本語版と英語版を含む、(新規イラストの)基本土地が封入されているエントリーセットファットパックが発売される言語のブースターパックには、基本土地枠には隠れ家とフェッチランドしか封入されていない。逆に、エントリーセット・ファットパックが発売されない言語のブースターパックには、基本土地枠には高確率に基本土地が封入されている。(参考
  • リミテッドを行う場合、運命再編パック内の土地はパックの一部として扱われる。フェッチランドはシールドカードプールに組み込まれ、ブースター・ドラフトドラフト対象となる。

氏族/Clanに属するカードの文章欄に含まれる氏族のシンボルに加えて、今回新たに5つの「龍種/Dragon Broods」を表すシンボルが登場する。氏族が畏怖し崇める、「龍の大嵐/Dragon tempests」より生まれし龍とその落とし子の龍を表すカードの文章欄には、その龍種のシンボルの透かしが印刷されている(カード画像)。

  • 「運命」を選択するレアのカード(具体的には命運の核心/Crux of Fate包囲サイクル)のプレミアム・カード版には文章欄に特別なホログラム製の透かしが印刷されている。これらは歴史の分岐点を表しており、一方の角度からはタルキール覇王譚のエキスパンション・シンボル(=龍の滅びる未来)を、別の角度からはタルキール龍紀伝のエキスパンション・シンボル(=龍の繁栄する未来)を確認できる。
    • 日本語版の一部の製品には、プレミアム・カードでないにもかかわらずそれらのカードに白抜きの透かしが印刷されている印刷ミスが存在する。文章欄の下部のコレクター情報内ではプレミアム・カード扱いとなっており(収録カードセット情報と言語情報の間の印が、本来ならば「・」になるはずが「★」になっている。新枠も参照)、製造工程での取り違えと思われる。また、他にも非プレミアム・カードであるにもかかわらず「・」ではなく「★」が印刷されてしまっているレアや神話レアのカードがいくつか存在している。
  • レアからコモンまで11枚のドラゴン・カードが収録されており、過去最高のドラゴン・カード開封比となっている(参考/邦訳)。
  • 輸送上の問題のため、日本国内での英語版の発売が1月23日から1月30日へ延期された。日本語版の発売日は予定通り1月23日のまま(参考)。
  • 2014年8月末にスタンダードのルールとローテーション周期が変更されたことに伴い、例外的なローテーションが発生する。詳細は、ローテーションの項目を参照。

[編集] 発売前情報

[編集] プレリリース

2015年1月17日、18日に行われた。タルキール覇王譚のプレリリースイベントと同じく参加者は氏族を1つ選び、その氏族のプレリリース・パックからシールドデッキを構築する。

パックの中身は以下の通り。イベント用ブースターパックには選んだ氏族に関連するプレリリース・カードの他、その氏族の色に合致するカードや土地が封入されている。

  • イベント用ブースターパック
  • タルキール覇王譚ブースターパック1袋
  • 運命再編ブースターパック4袋
  • アクティビティ・ガイド
  • 氏族情報カード
  • スピンダウンライフカウンター
  • 所属氏族の印(氏族のシンボルが入ったピンバッジ)

プレリリース・カードは計30種類(5氏族×6種類)の中から1枚がランダムに収録されている。従来と異なりイラストは通常のものと同一。詳細はプレリリース・カードの項を参照。

[編集] ウギンの運命/Ugin's Fate

アクティビティ・ガイドに書かれた条件をプレイヤーが達成していくことで、ニコル・ボーラス/Nicol Bolasに倒されたウギンを復活させるというイベント。条件は3段階あり、それぞれに課された3つの条件の内1つ以上を参加人数の半数のプレイヤーが達成する事で段階が進んでいく。

達成していくにしたがってウギンの運命センターピースが組み立てられていき、全ての条件を達成すると開放され中のウギンの運命ブースターが参加者に配られる。パックの中身は運命再編の基本土地1枚、特別イラストのタルキール覇王譚、あるいは運命再編のコモン1枚、同じくアンコモンかレアか神話レア1枚、トークン・カードの4枚。

[編集] 構築済みデッキ

[編集] エントリーセット

[編集] 対戦キット

[編集] パッケージ・イラスト

[編集] 主な開発スタッフ

[編集] 公式特集ページ

[編集] 製品情報

[編集] 開発コラム

Mark Rosewaterによるコラム、Making Magic -マジック開発秘話-。

Sam Stoddardによるコラム、Latest Developments -デベロップ最先端-。

その他。

[編集] 広報

[編集] 参考

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