王神、ニコル・ボーラス/Nicol Bolas, God-Pharaoh
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:[[忠誠度]]を上げつつ、確実に[[カード・アドバンテージ]]を得ることができる強力な能力ではあるが、相手の[[デッキ]]に依存する上に[[打ち消す|打ち消し]]呪文などがめくれた場合は無駄になるのが弱点。状況やデッキ内容を考慮して使うかどうかを判断したい。 | :[[忠誠度]]を上げつつ、確実に[[カード・アドバンテージ]]を得ることができる強力な能力ではあるが、相手の[[デッキ]]に依存する上に[[打ち消す|打ち消し]]呪文などがめくれた場合は無駄になるのが弱点。状況やデッキ内容を考慮して使うかどうかを判断したい。 | ||
− | :*構成によるところはあるが、使用するタイミングを選ぶカードが少ない[[ | + | :*構成によるところはあるが、使用するタイミングを選ぶカードが少ない[[ビートダウンデッキ|ビートダウン]]や[[グッドスタッフ]]などに効果的なことが多い能力であり、[[コントロールデッキ|コントロール]]に効果的な+1能力と併せれば広い範囲のデッキを相手取ることができる。 |
:*[[暗記+記憶/Commit+Memory|暗記/Commit]]などの[[ライブラリー操作]]と併用して確実を期するのも良い。 | :*[[暗記+記憶/Commit+Memory|暗記/Commit]]などの[[ライブラリー操作]]と併用して確実を期するのも良い。 | ||
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:[[あなた|自分]]以外への[[精神の剣/Mind Swords]]。 | :[[あなた|自分]]以外への[[精神の剣/Mind Swords]]。 | ||
− | :[[手札]]の消費が激しい[[ | + | :[[手札]]の消費が激しい[[ビートダウンデッキ|ビートダウン]]相手にはあまり効果的でないものの、手札の枚数が重要な[[コントロール (デッキ)|コントロール]]相手であれば一度[[起動]]するだけでも甚大な被害を与えられる。二度三度と起動できればそれだけで[[投了]]してくれるだろう。[[追放]]するため、[[不朽]]や[[余波]]などの[[墓地]]利用も封じられる点も嬉しい。 |
:*[[対象]]に取らないため、相手が[[呪禁]]などをもっていて+2能力で対象に取れなくてもこの能力で忠誠度を上げていけるのも地味ながら利点。[[多人数戦]]でも大きな効果を発揮する。 | :*[[対象]]に取らないため、相手が[[呪禁]]などをもっていて+2能力で対象に取れなくてもこの能力で忠誠度を上げていけるのも地味ながら利点。[[多人数戦]]でも大きな効果を発揮する。 | ||
;-4能力 | ;-4能力 | ||
− | :[[Cinder Storm]]相当の7点火力。 | + | :ほぼ[[燃えがらの嵐/Cinder Storm]]相当の7点火力。 |
− | :[[対戦相手]]の[[ライフ]]が7以下ならこれだけで[[勝利]]できる上、[[クリーチャー]]に加えて[[ | + | :[[対戦相手]]の[[ライフ]]が7以下ならこれだけで[[勝利]]できる上、[[クリーチャー]]に加えて[[プレインズウォーカー]]の[[除去]]もこなせる、単純ながらも汎用性の高い能力。その分、忠誠度の消費は激しいため、対象は慎重に選びたい。 |
+ | :*対戦相手やそのパーマネントしか対象にできないからか、[[ドミナリア]]で多くの[[火力]]が"[[任意の対象|any target]]"表記に更新された際もこのカードは対象を羅列する形のままだった。この表記の弊害により、後に登場した'''[[バトル]]を対象にできない'''({{Gatherer|id=571593|オラクル}})。 | ||
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弱点としては、重さの割に相手の戦場に干渉できる能力がいずれもマイナス能力なので、劣勢を覆す用途にはあまり向いていない点。拮抗以上の状況を大きく優位に傾けてそのまま固める能力は極めて高いので、これを[[戦場に出す]]時点で五分五分程度の戦況を作り出せるコントロールデッキ向けのプレインズウォーカーと言える。 | 弱点としては、重さの割に相手の戦場に干渉できる能力がいずれもマイナス能力なので、劣勢を覆す用途にはあまり向いていない点。拮抗以上の状況を大きく優位に傾けてそのまま固める能力は極めて高いので、これを[[戦場に出す]]時点で五分五分程度の戦況を作り出せるコントロールデッキ向けのプレインズウォーカーと言える。 | ||
− | *San Diego Comic Con 2017にて、壁画として描かれた[[ゲートウォッチ/The Gatewatch]]の5人と共に[[Vincent Proce]]による新規[[絵|イラスト]]の[[ | + | *San Diego Comic Con 2017にて、壁画として描かれた[[ゲートウォッチ/The Gatewatch]]の5人と共に[[Vincent Proce]]による新規[[絵|イラスト]]の[[SDCCプロモーション・カード]]・セットが販売された。さらに[[Brandon Holt]]によるボーラスの巨大ポスターも付属する<ref>[https://magic.wizards.com/en/articles/archive/daily-magic-update/update-2017-07-10 The July 10, 2017 Update](Daily Magic Update 2017年6月10日 [[Blake Rasmussen]]著)</ref>。 |
==関連カード== | ==関連カード== | ||
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==参考== | ==参考== | ||
<references /> | <references /> | ||
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*[[アモンケット/Amonkhet#王神/The God-Pharaoh|王神/The God-Pharaoh]]([[背景世界/ストーリー用語]]) | *[[アモンケット/Amonkhet#王神/The God-Pharaoh|王神/The God-Pharaoh]]([[背景世界/ストーリー用語]]) | ||
*[[リセットカード]] | *[[リセットカード]] | ||
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*[[手札破壊カード]] | *[[手札破壊カード]] | ||
*[[カード個別評価:破滅の刻]] - [[神話レア]] | *[[カード個別評価:破滅の刻]] - [[神話レア]] | ||
+ | *[[カード個別評価:ダブルマスターズ2022]] - [[神話レア]] | ||
+ | *[[カード個別評価:アモンケットリマスター]] - [[神話レア]] | ||
+ | *[[Secret Lair 30th Anniversary Countdown Kit]] |
2024年1月22日 (月) 14:23時点における最新版
伝説のプレインズウォーカー — ボーラス(Bolas)
[+2]:対戦相手1人を対象とする。そのプレイヤーは、土地でないカードが追放されるまで、自分のライブラリーの一番上からカードを1枚ずつ追放する。ターン終了時まで、あなたはそのカードをそのマナ・コストを支払うことなく唱えてもよい。
[+1]:各対戦相手は、それぞれ自分の手札からカード2枚を追放する。
[-4]:対戦相手1人か対戦相手がコントロールするクリーチャー1体か対戦相手がコントロールするプレインズウォーカー1体を対象とする。王神、ニコル・ボーラスはそれに7点のダメージを与える。
[-12]:対戦相手がコントロールする、土地でない各パーマネントをそれぞれ追放する。
アモンケット/Amonkhetの人々に王神と呼び崇められていたボーラスの帰還した姿。忠誠度能力は、対戦相手のライブラリーからの無作為なキャスト、手札破壊、火力、リセット。
- +2能力
- 盗品/Stolen Goods。
- 忠誠度を上げつつ、確実にカード・アドバンテージを得ることができる強力な能力ではあるが、相手のデッキに依存する上に打ち消し呪文などがめくれた場合は無駄になるのが弱点。状況やデッキ内容を考慮して使うかどうかを判断したい。
- +1能力
- 自分以外への精神の剣/Mind Swords。
- 手札の消費が激しいビートダウン相手にはあまり効果的でないものの、手札の枚数が重要なコントロール相手であれば一度起動するだけでも甚大な被害を与えられる。二度三度と起動できればそれだけで投了してくれるだろう。追放するため、不朽や余波などの墓地利用も封じられる点も嬉しい。
- -4能力
- ほぼ燃えがらの嵐/Cinder Storm相当の7点火力。
- 対戦相手のライフが7以下ならこれだけで勝利できる上、クリーチャーに加えてプレインズウォーカーの除去もこなせる、単純ながらも汎用性の高い能力。その分、忠誠度の消費は激しいため、対象は慎重に選びたい。
- 対戦相手やそのパーマネントしか対象にできないからか、ドミナリアで多くの火力が"any target"表記に更新された際もこのカードは対象を羅列する形のままだった。この表記の弊害により、後に登場したバトルを対象にできない(オラクル)。
- -12能力
- 対戦相手の土地以外のパーマネントの追放。
- 自分のパーマネントは残る一方的なリセットであるため、決まればそのまま勝利できるだろう。土地には触れられないためリカバリーされる可能性もあるが、+1能力で反撃の芽を潰しつつ起動できるので大きな問題にはならない。ただしこの能力を使えるほど有利を築けていれば、-4能力を連打して直接的に勝負を決められる場合も多いので、状況に応じて使い分ける必要がある。
初期忠誠度の高さに加え、プラス能力がカードアドバンテージを稼げる能力なので、一度プラス能力が回り始めると確定除去でもない限り崩すのは困難となり、確実に優位を固めていける。今引きで出た脅威程度であれば大抵は-4能力で処理できるので、一度優位を築いてしまえば最終的にはマイナス能力でそのままゲームを終わらすことが出来る優秀なフィニッシャーとなる。
弱点としては、重さの割に相手の戦場に干渉できる能力がいずれもマイナス能力なので、劣勢を覆す用途にはあまり向いていない点。拮抗以上の状況を大きく優位に傾けてそのまま固める能力は極めて高いので、これを戦場に出す時点で五分五分程度の戦況を作り出せるコントロールデッキ向けのプレインズウォーカーと言える。
- San Diego Comic Con 2017にて、壁画として描かれたゲートウォッチ/The Gatewatchの5人と共にVincent Proceによる新規イラストのSDCCプロモーション・カード・セットが販売された。さらにBrandon Holtによるボーラスの巨大ポスターも付属する[1]。
[編集] 関連カード
- ニコル・ボーラス/Nicol Bolas
- プレインズウォーカー、ニコル・ボーラス/Nicol Bolas, Planeswalker
- 王神、ニコル・ボーラス/Nicol Bolas, God-Pharaoh
- 欺瞞の主、ニコル・ボーラス/Nicol Bolas, the Deceiver
- 破滅の龍、ニコル・ボーラス/Nicol Bolas, the Ravager - 覚醒の龍、ニコル・ボーラス/Nicol Bolas, the Arisen
- 龍神、ニコル・ボーラス/Nicol Bolas, Dragon-God
[編集] ストーリー
アモンケット/Amonkhetに帰還したニコル・ボーラス/Nicol Bolas。待ち構えていたゲートウォッチ/The Gatewatch達を一蹴し、自身の計画を次の段階へと進めた。
詳細はニコル・ボーラス/Nicol Bolas (ストーリー)を参照。
[編集] 参考
- ↑ The July 10, 2017 Update(Daily Magic Update 2017年6月10日 Blake Rasmussen著)