十三嗜好症/Triskaidekaphile

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2021年11月10日 (水) 04:42時点におけるMOO (トーク | 投稿記録)による版
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Triskaidekaphile / 十三嗜好症 (1)(青)
クリーチャー — 人間(Human) ウィザード(Wizard)

あなたの手札の上限はなくなる。
あなたのアップキープの開始時に、あなたの手札にちょうど13枚のカードがある場合、あなたはこのゲームに勝利する。
(3)(青):カード1枚を引く。

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十三恐怖症/Triskaidekaphobiaと対を成すような名前のクリーチャー。自分のアップキープの開始時に、手札枚数が忌み数である13ちょうどだと勝利する。

通常、手札の上限は7枚。普通であれば、これを設置した後に最低でも6枚引かなければならない。もちろん、実際には手札を使えばその分だけ引く必要のある枚数は増える。これ自体は除去耐性を持たない小型クリーチャーで、ドローを得意とするとはいえ、守りつつ手札を増やしていくのは難しい。同セットではフラッシュバック降霊により、一度凌いだだけでは安心できない状況が増えている点も拍車をかける。

余ったマナでドローできるクリーチャーとしては蒼穹の魔道士/Azure Mageに近く、特殊勝利を狙わなくともドロー・エンジンとして採用しておく意義はある。デッキの主軸として特殊勝利を狙うよりも、あくまで勝ち筋のひとつとしつつ、メインはシステムクリーチャーとしての活躍を見込んだ方が安定しやすいだろう。こちらはタフネス寄りになったため場持ちはよくなったが、クロックとしては期待しづらい。フォーゴトン・レルム探訪で登場したウィザード・クラス/Wizard Classとは相性が良く、あらかじめ置いておけばこれが出てから勝利までにかかる時間を減らすことが可能、レベル2の効果でドローもでき、最終的には能力を起動すると同時にクリーチャーの強化を行えるようになる。

リミテッドではデッキの枚数が少なく、特殊勝利を狙うのは難しい。だが勝利条件を無視しても、単純に使いまわせるドロー・エンジンなのでマナフラッド受けとしてそれなりに優秀であり、2マナ1/3という序盤の攻勢から身を守れるサイズもあるのでピックしておいて損はない。ただし起動コストがかさむ関係上、を招きやすい点には注意。

  • 誘発型能力if節ルールを使用している。アップキープ・ステップの開始時に手札が13枚でなければ誘発せず、解決時にも13枚なければ勝利できない。
  • 日本語のカード名誤訳。"-phile"で「~嗜好症者」を意味するため、クリーチャーであることも相まって「十三嗜好症者」と訳すのが適切。十三恐怖症と対になるように訳した弊害と言える。

参考

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