ラースの灼熱洞/Furnace of Rath

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*この[[カード]]のせいで[[トランプル]]のルールが変更されたという逸話がある。<br />当初のルールでは、[[トランプル]]を持つ[[クリーチャー]]が与える[[戦闘ダメージ]]は、一旦全て[[ブロック・クリーチャー]]に[[割り振る|割り振]]られた後、「溢れた」[[ダメージ]]が改めて[[プレイヤー]]に割り振られると言う仕組みであった。ダメージの割り振りが2度発生しているため、この[[置換効果]]も2度適用されてしまうのである。<br />具体的には、[[ボール・ライトニング/Ball Lightning]]を2/2[[クリーチャー]]で[[ブロック (ルール用語)|ブロック]]すると、まず「2/2[[クリーチャー]]に([[パワー]]6の2倍の)12[[ダメージ]]」が与えられ、この余剰の10[[ダメージ]]が再度[[プレイヤー]]に割り振りされた結果、[[プレイヤー]]に(余剰の2倍の)20点の[[ダメージ]]が与えられた。
 
*この[[カード]]のせいで[[トランプル]]のルールが変更されたという逸話がある。<br />当初のルールでは、[[トランプル]]を持つ[[クリーチャー]]が与える[[戦闘ダメージ]]は、一旦全て[[ブロック・クリーチャー]]に[[割り振る|割り振]]られた後、「溢れた」[[ダメージ]]が改めて[[プレイヤー]]に割り振られると言う仕組みであった。ダメージの割り振りが2度発生しているため、この[[置換効果]]も2度適用されてしまうのである。<br />具体的には、[[ボール・ライトニング/Ball Lightning]]を2/2[[クリーチャー]]で[[ブロック (ルール用語)|ブロック]]すると、まず「2/2[[クリーチャー]]に([[パワー]]6の2倍の)12[[ダメージ]]」が与えられ、この余剰の10[[ダメージ]]が再度[[プレイヤー]]に割り振りされた結果、[[プレイヤー]]に(余剰の2倍の)20点の[[ダメージ]]が与えられた。
 
**しかし、[[ブロック (ルール用語)|ブロック]]しなかった場合には「倍付け」が1度しか起こらないので、かえって[[ダメージ]]が減るというおかしなことになっていた。上記の例では、6×2点で12点しか[[ダメージ]]が与えられない。
 
**しかし、[[ブロック (ルール用語)|ブロック]]しなかった場合には「倍付け」が1度しか起こらないので、かえって[[ダメージ]]が減るというおかしなことになっていた。上記の例では、6×2点で12点しか[[ダメージ]]が与えられない。
**現在のルールでは[[戦闘ダメージ]]は「[[クリーチャー]]と[[プレイヤー]]に同時に1タイミングで割り振り」になっているで、上記例では[[プレイヤー]]に4点割り振ってそれが2倍で8点[[ダメージ]]となるだけである。
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**現在のルールでは[[戦闘ダメージ]]は「[[クリーチャー]]と[[プレイヤー]]に同時に1タイミングで割り振り」になっているので、上記例では[[プレイヤー]]に4点割り振ってそれが2倍で8点[[ダメージ]]となるだけである。
 
*[[ペインランド]]との相性は最悪。文字通り痛みが半端ではない。
 
*[[ペインランド]]との相性は最悪。文字通り痛みが半端ではない。
 
*[[第9版を選ぼう]]において、[[理由なき暴力/Gratuitous Violence]]を破り[[再録]]された。
 
*[[第9版を選ぼう]]において、[[理由なき暴力/Gratuitous Violence]]を破り[[再録]]された。

2011年2月7日 (月) 04:12時点における版


Furnace of Rath / ラースの灼熱洞 (1)(赤)(赤)(赤)
エンチャント

いずれかの発生源がパーマネントかプレイヤーにダメージを与えるなら、代わりにそれはそのパーマネントかプレイヤーにその2倍のダメージを与える。


効果は単純。どんなダメージでも2倍になる加速装置のようなエンチャント。これを出して火力を連発できると、あっという間にゲームに勝利できる。ただし、対戦相手の与えるダメージも2倍になるので注意。

ミラージュ・ブロックスタンダードだった頃は、戦場を圧倒していてもフルバーンが四枚目の山/Mountainと共にこれを置き、即火炎破/Fireblast2連発で大逆転ということが良くあった。そのため、当時のには「ライフ10は射程圏内」とまで言われていた。

モグの偏執狂/Mogg Maniacとの相性が非常に良い。「ダメージを受けてから返す」という性質上、置換効果を2度適用して4倍にできるからだ。例えば、ラースの灼熱洞とモグの偏執狂/Mogg Maniacが戦場にある状態で火炎破/Fireblastを(モグの偏執狂に)撃ち込むと、対戦相手に16点ダメージが入る。稲妻の斧/Lightning Axeならば20点で一撃である。ぬいぐるみ人形/Stuffy Dollでも同じ事が可能。

ルール

  • クリーチャープレイヤーに与えるダメージ」のみを2倍にするが、プレインズウォーカーに与えるダメージは2倍になるときとそうでないときがある。
    • 火力呪文によってプレイヤーにダメージを与えそれを移し替える場合、「ラースの灼熱洞」と「プレインズウォーカーへの移し替え」の2つの置換効果が適用出来る状態になる。影響を受けるプレイヤー=ダメージを受ける側のプレイヤーがどちらを先に適用するのかを決める。
      • ここで「ラースの灼熱洞」を先に適用する事にした場合、火力はまだプレインズウォーカーに移しかえられておらず、プレイヤーにダメージを与えようとしているので、ラースの灼熱洞が適用されダメージが倍になる。その後「プレインズウォーカーへの移し替え」を行うが、ここで初めて火力呪文のコントローラーが「移し替えるか否か」を選択できる。
      • 「火力呪文の移し替え」を先に適用する事にした場合、まず火力呪文のコントローラーが移し替えを行うかどうかを決定する。移し替える事にした場合、「クリーチャーかプレイヤーに与えるダメージ」ではなくなるので、ラースの灼熱洞は適用できなくなり、ダメージは倍にならない。移し替えないことにした場合、ラースの灼熱洞が適用され倍になったダメージがプレイヤーに与えられる。
    • 戦闘ダメージは原則2倍にならない。ただし、何らかの理由でプレインズウォーカーが同時にクリーチャーでもある場合、それにダメージが与えられれば当然2倍のダメージを与えることが出来る。
  • この場合の「発生源」はダメージ発生源を意味する。特に指定が無いので、あらゆるダメージが2倍になる。
  • 「同一のイベントにつき同じ置換効果を2度以上適用する事は出来ない」のルールにより、このカード単体で無限ループを起こす事は無い。
  • ただし、これ自体が複数戦場にあれば、それぞれの効果が適用され、ダメージが4倍、8倍・・・といった感じに増加する。(別のオブジェクトがそれぞれ持つ置換効果であるため、「同じ」置換効果ではない)
  • ライフ失う」ことは、「ダメージ」とは別物なので、この置換効果の影響を受けない。

その他

参考

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