ラル・ザレック/Ral Zarek (ストーリー)

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ラル・ザレック/Ral Zarekラヴニカへの回帰ブロックのキャラクター。初登場はコンピューターゲームMagic: The Gathering - Duels of the Planeswalkers 2012」。ドラゴンの迷路ラル・ザレック/Ral Zarekでカード化された。

目次

解説

ラヴニカ/Ravnica出身の人間男性のプレインズウォーカー/Planeswalker

イゼット団/The Izzetギルド魔道士。しかし、彼は自分がプレインズウォーカーであることをギルドマスターのニヴ=ミゼット/Niv-Mizzetにすら隠していた[1]。 彼はマナに列しており、そのパワーは嵐に伴う風、水、雷などによって増幅される。危険を好む大胆不敵なその性分の代償に、彼は何度も命を落としかけた。聡明であるが野心が強く、実験の遂行のためならば助手たちの命をも顧みない。

  • 初出のゲーム、「Duels of the Planeswalkers 2012」によると「イゼット団」と紹介されているが、当時の時系列ではギルド体制が崩壊していたということなのか、今後ギルドを離れるのかは現時点では不明。

経歴

ラヴニカへの回帰ブロック、The Secretist

ラル・ザレックはイゼット団の狂気じみた独創性に強く惹かれていた。雪や嵐を操る魔法の研究に打ち込み、その才能と恐れを知らぬ果敢な性格によって彼はギルドの出世街道を猛進した。プレインズウォーカーの灯に目覚めてからのラルは故郷の次元/Planeに縛られることはなかったが、それでも彼はギルド体制が復興した時にはラヴニカへと戻りギルドのために献身した。

彼の働きと才能を認めたニヴ=ミゼットは、彼を重要な研究対象である暗黙の迷路/The Implicit Mazeの調査責任者に任命し、ラルと研究チームはその後の迷路の謎を解明する計画においてのイゼットの優位性を大いに得た。しかしミゼットは調査途中で彼を呼び出し、ミゼットの精神から迷路の秘密を盗み出した精神魔道士を探すように命じた。そして実際に迷路の謎を追う代表となる迷路走者にラルではなく、その目的のために創りだした奇魔メーレク/Melekを選んだ。己こそ代表に相応しいと自負していたラルは大いに憤慨し、命じられた迷路レースの準備をこなしつつも虎視眈々と成り変わる機会を伺うことにした。

そして迷路競争開催日当日。憤り激しいラルは開始直前にメーレクを殺害。自らがイゼット団の迷路走者であることを高らかに宣言した。彼の目的は、他のギルドへの自己顕示及び迷路の賞品で得られる力。 イゼット門付近でジェイスと会合し、互いにプレインズウォーカーであることを知る。その多大な力をギルドパクト/Guildpact制定に活かし平和に導くよう諭されるも、ラルにしてみれば理解できないものであった。プレインズウォーカーの本分ではないと一蹴。交戦状態になる。 しかし彼にとって想定外なのは、自身同様ジェイスも殺意を持って臨むと思い込んでいたこと。ジェイスには無為に争う時間もなかった。ラルは途中で入れ替わった幻影に気づかず撤退されてしまう。

迷路の終着点アゾール公会広場に到着し、イマーラ・タンドリス/Emmara Tandrisを除く他の迷路走者と殺し合いを始めた。しかしそれはラザーヴ/Lazavによる煽動であった。このまま争いが続けば最終手段の至高の評決/Supreme Verdictにより全滅してしまう…ジェイスは自らの全魔力を使って彼らの精神に呼びかけ、信念・知識・見聞を共有させた。そして自らが新たなギルドパクトであることを宣言し、全面戦争を回避した。

ミゼットはまるでこの結末を予期したように満足し、ジェイスに幾かの問いかけをした後帰還した。 元々ジェイスの調査を命じたはずがミゼットのこの不審と迷路競争の結末…ラルは釈然としないまま広場を去った。

後に多元宇宙に関する知識を抹消された。悪用を恐れたジェイスによる精神介入である。

登場

登場カード

イラストに登場

イゼットvsゴルガリ
予言の稲妻/Prophetic Bolt
ギルド門侵犯
誘導稲妻/Homing Lightning
ドラゴンの迷路
天才の煽り/Blast of Genius

フレイバー・テキストに登場

ギルド門侵犯
誘導稲妻/Homing Lightning湿った墓/Watery Grave
ドラゴンの迷路
天才の煽り/Blast of Genius

登場作品・登場記事

脚注

  1. RETURN TO RAVNICA Player's Guide、Return to Ravnica: The Secretist, Part One

参考

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