プレミアム・カード

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2022年6月16日 (木) 21:04時点におけるKnl (トーク | 投稿記録)による版
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プレミアム・カード/Premium Cardは、光沢を出す箔押し加工を施した光っているカード。

目次

解説

トーナメントで使用する際は注意が必要となる場合がある(後述)ため、どちらかと言うとトーナメントでの使用よりもコレクション的要素が強い。トーナメントレベルではないがイラストが美麗なカードのプレミアム・カードが、トーナメントにおけるトップレアのプレミアム・カードよりも高価となることもある。

出現率

本流のセットドラフト・ブースターからは、45枚に1枚(3パックに1枚)の確率で箔押し加工を施したカードがコモン1枚の代わりに封入されている。またコレクター・ブースターセット・ブースターにはプレミアム・カード専用のスロットが設けられている。セットによっては、1つのパックに確実にプレミアム・カードが封入されていたり、2枚以上のプレミアム・カードが封入されていることもある(→変則的な稀少度ブースターパック#特殊なブースターパック)。プロモーション・カードも箔押し加工が施されている場合が多い。

イラスト違いを除いて、プレミアム・カード版しか存在しないカード(非プレミアム版が入手できないカード)は長い間黒枠では存在せず、銀枠Super Secret Techホリデーギフトカードといった少数の例に限られていた。カラデシュプレインズウォーカーデッキで初めてプレミアム・カード版しか存在しない黒枠のカードが作られ、その後も統率者2016以降の各種統率者戦用セットドミナリアから基本セット2020の期間のBOX特典カードGift Pack2018など様々な製品で扱われており、一般化している。

  • 材質的に傷が付きやすく、目立ちやすい。特に初期の頃のものは、製造時のこすれ傷や気泡なども多いため、完全美品は少ない。

名称

英語の記事などでは「premium foil card」、省略する場合は「foil」と呼ばれる。日本語の場合は「プレミアム版カード[1]」、あるいは「フォイル仕様[2]」と表記される。また総合ルールにおいては「プレミアム/Premium」(CR:212.1d)、イベント規定においては「フォイル/foil」と規定されている。Mark RosewaterSuper Secret TechのFAQとして、ショーケース・フレーム拡張アート枠で箔押しされてないカードもプレミアムであるとして、プレミアムとフォイルは別々の用語という見解も見せている[3][4]

俗称としては「キラカード」「箔押しカード」「光り物」などがある。

  • Foilは金属の薄片、箔の意。アルミホイルの「ホイル」と同じ。発音から間違われやすいが、Hoilではない。撃退/Foilとも関係ない(Foilには「失敗させる、打ち負かす」という意味もある)。

仕様などの変遷

カードセット別注釈

マークドの可能性

プレミアム・カードは、通常のカードと同じようにゲーム使用できる認定大会プレミアイベントでの使用も何ら問題はない。しかし、プレミアム・カードには独特の反りが発生しやすいことから、プレミアイベントなどではマークドを疑われるという問題を引き起こすことがある。

反りが発生している状態のカードをデッキに入れると、たとえ固めのスリーブに入れていても曲がっているのが一見で分かり、外部から容易に区別がつくようになってしまう。「ある1種類のカードのみがプレミアム・カード」などといった場合は特にマークド扱いされやすい。

プレミアム・カードに限らず、反りやクセが発生している状態のカードはデッキに採用しないか、あるいは他のカードと全く区別がつかない状態に戻しておくことが望ましい。反りを戻す方法としては除湿剤を用いる方法、押し花と同様の手段でプレスする方法などがあるが、詳細は外部の検索エンジンなどで各自調べて頂きたい。

  • プレミアム・カードが反り返ってしまう原因としては、表面裏面では加工により吸湿率に差があり、箔押しの面と箔押しでない紙の面で面積が異なってしまうことが挙げられる。特に湿度の高い日本では反りが顕著になりやすい。
    • 両面カードのプレミアム・カードは両面が箔押しの加工をしてあるので、吸湿により反り返ることがない。
  • プレミアム・カード版しか存在しないカードが認定大会中にマークドとなっていた場合、ヘッド・ジャッジの判断で代用カードの発行が認められている。詳しくはプロキシを参照。

参考

  1. 『イコリア』コレクター(Daily MTG 2020年4月2日)
  2. 『ゼンディカーの夜明け』製品紹介(Daily MTG 2020年9月2日)
  3. Blogatog(Mark RosewaterのBlog 2020年1月24日)
  4. Blogatog(Mark RosewaterのBlog 2020年7月6日)
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