オーバーキル

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(前々から思っていたのですが、もっともっといい書き方があるような…)
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'''オーバーキル'''(''Over Kill'')とは、[[デッキ]]の構成や[[カード]]を評価する際に出てくる概念の1つ。直訳するなら「殺しすぎ」、もっと分かりやすく言うと「やりすぎ」。直接相手を[[敗北]]させる場合以外にも用いられることがある。
 
'''オーバーキル'''(''Over Kill'')とは、[[デッキ]]の構成や[[カード]]を評価する際に出てくる概念の1つ。直訳するなら「殺しすぎ」、もっと分かりやすく言うと「やりすぎ」。直接相手を[[敗北]]させる場合以外にも用いられることがある。
  
例えば、通常[[対戦相手]]の[[ライフ]]は20点であるので[[猛火/Blaze]]の[[X]]を25や100や100万にする必要性は薄い。なぜなら対戦相手を倒して[[ゲーム]]に[[勝利]]するにはX=20で十分だからだ。もしここで[[軽減]]や[[ライフ]][[ゲイン]]を考慮しなくていいのなら、余分に費やした[[マナ]]は完全に無意味である。よって、ありえない量のマナを出す[[コンボ]]より、速やかにX=20の猛火を撃てるマナを出した方が良い。
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例えば、通常[[対戦相手]]の[[ライフ]]は20点であるので[[猛火/Blaze]]の[[X]]を100や100万にする必要性は薄い。そのような膨大な量のマナを出すことを目指すより、速やかにX=20の猛火を撃てるマナを出すことを目標にした方が良い。
  
 
無駄なほどの高威力は、その威力が増すほどに多くの[[リソース]]が費やされることを考えると非常に効率が悪く、そのリソースを別のものに向けた方がより確実に早く勝利できるはずである。つまり、オーバーキルになってしまうデッキ構成は避けるべきであるし、単体でオーバーキルなカードは[[ファンデッキ]]でないならデッキに入れないほうがよいのである。また、優勢な状態からさらに有利な状況へ持っていくカードを入れるよりは、劣勢な状況をひっくり返せるカードや、五分に近い状況から優勢に持って行くためのカードを入れたほうがいい。
 
無駄なほどの高威力は、その威力が増すほどに多くの[[リソース]]が費やされることを考えると非常に効率が悪く、そのリソースを別のものに向けた方がより確実に早く勝利できるはずである。つまり、オーバーキルになってしまうデッキ構成は避けるべきであるし、単体でオーバーキルなカードは[[ファンデッキ]]でないならデッキに入れないほうがよいのである。また、優勢な状態からさらに有利な状況へ持っていくカードを入れるよりは、劣勢な状況をひっくり返せるカードや、五分に近い状況から優勢に持って行くためのカードを入れたほうがいい。
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*もちろん[[メタゲーム]]も考慮する必要があるので、必ずしも絶対の基準ではないことには注意が必要となる。先ほどの例で言えば、相手がライフ[[回復]]カードを握っているおそれがあればX=25で撃てるまで待つというプレイングが正解となる場合もあるだろう。
 
*もちろん[[メタゲーム]]も考慮する必要があるので、必ずしも絶対の基準ではないことには注意が必要となる。先ほどの例で言えば、相手がライフ[[回復]]カードを握っているおそれがあればX=25で撃てるまで待つというプレイングが正解となる場合もあるだろう。
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*[[環境]]によっては、[[無限コンボ]]を狙ったほうが早い場合もある。
  
 
==参考==
 
==参考==
 
*[[用語集]]
 
*[[用語集]]

2010年4月26日 (月) 21:04時点における版

オーバーキル(Over Kill)とは、デッキの構成やカードを評価する際に出てくる概念の1つ。直訳するなら「殺しすぎ」、もっと分かりやすく言うと「やりすぎ」。直接相手を敗北させる場合以外にも用いられることがある。

例えば、通常対戦相手ライフは20点であるので猛火/BlazeXを100や100万にする必要性は薄い。そのような膨大な量のマナを出すことを目指すより、速やかにX=20の猛火を撃てるマナを出すことを目標にした方が良い。

無駄なほどの高威力は、その威力が増すほどに多くのリソースが費やされることを考えると非常に効率が悪く、そのリソースを別のものに向けた方がより確実に早く勝利できるはずである。つまり、オーバーキルになってしまうデッキ構成は避けるべきであるし、単体でオーバーキルなカードはファンデッキでないならデッキに入れないほうがよいのである。また、優勢な状態からさらに有利な状況へ持っていくカードを入れるよりは、劣勢な状況をひっくり返せるカードや、五分に近い状況から優勢に持って行くためのカードを入れたほうがいい。

具体的には、フィニッシャー級のクリーチャーを20体もデッキに入れるよりも除去されにくいフィニッシャーを数体入れ、空いたスロットでそれを補佐するカードを入れる等。

  • もちろんメタゲームも考慮する必要があるので、必ずしも絶対の基準ではないことには注意が必要となる。先ほどの例で言えば、相手がライフ回復カードを握っているおそれがあればX=25で撃てるまで待つというプレイングが正解となる場合もあるだろう。
  • 環境によっては、無限コンボを狙ったほうが早い場合もある。

参考

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