Amy Weber
提供:MTG Wiki
エイミー・ウィーバー(Amy Weber)は、マジックの女流イラストレーターの1人であり、Duelist誌のアート・ディレクターでもあった。
1969年にコロラド大学を卒業し、20年ほど学校で美術の教師をし、1990年にゲームイラストの世界に足を踏み入れる。8歳の頃、父親に通わされた油絵教室から彼女のアーティストとしての人生が始まったと言ってもよいだろう。シアトルのコーニッシュ・インスティテュート・オヴ・アートの奨学生資格を取るほどの腕前まで成長し、医学や科学関係のイラストで食べていきたい……という夢を描いていたはずだが、気がつくとWotCに入社し、60種類以上のカードイラストを手がけ、Duelist誌のアート・ディレクターとなり、雑誌のためにデザイン、イラストを描き続ける毎日となっていた。『2つの激務のおかげであたしのプライベートタイムなんてぜーんぜんないのよ、だからあたしの絵には時計がやたら描いてあるのよね』と彼女は語る(相良守人訳)。
現在はWotCを退社、フリーランスで仕事をしているらしい(WotCの「版元による著作権一元管理」が我慢できなくなり、喧嘩別れした、という見方も強い)。
イラストについては、通り名の「アーティファクトの女王」と呼ばれるように、数々の名アーティファクトにその技術を残した。彼女のイラストでもっとも特徴的なのはやはり時計だろう。たいていの作品には3時きっかりをさした時計が描かれており、独特のコミカルな油彩の雰囲気ともあわせてファンも多いようだ。他にも、前述のエピソードが絡んでのことか、骸骨をモチーフとした作品が多い。アイスエイジ版の時限爆弾/Time Bomb(イラスト)は一番分かり易い例である。
[編集] 手がけた有名なカード
- Time Walk(イラスト)
- 時の精霊/Time Elemental(イラスト)
- 解呪/Disenchant(~第4版)(イラスト)
- チビ・ドラゴン/Dragon Whelp(イラスト)
- 羽ばたき飛行機械/Ornithopter(~第6版)(イラスト)
[編集] 参考
- ScribbleCast(公式サイト)
- orion713art(本人のブログ)
- 絵師「Amy Weber」で検索
- 実在の人物