領域大工/Realmwright
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クリーチャー — ヴィダルケン(Vedalken) ウィザード(Wizard)
領域大工が戦場に出るに際し、基本土地タイプを1つ選ぶ。
あなたがコントロールする土地は、自身の他のタイプに加えてその選ばれたタイプでもある。
自分がコントロールする土地すべてに基本土地タイプを追加するクリーチャー。
容易に多色化に貢献できる上にこの手のカードにありがちな制限が一切無いのが魅力。同エキスパンション内の夜帷の死霊/Nightveil Specterが取ってきた対戦相手のカードを唱えるサポートをするなど、デッキ構築の段階で色を決める必要のない柔軟性は便利。
とはいえ、最近の基本でない土地は色マナ生成能力が劇的に向上してきているため、多色化サポート要員とだけ見ると自身のサイズの脆弱さも相まって、やや地味な存在に見える。むしろ、基本土地タイプを参照するカードとの組み合わせで真価を発揮する類のカードだろう。
一番基本土地タイプを参照されることが多いのは沼で、次いで森だろう。
沼を指定した場合、墓所の怪異/Crypt Ghastによってマナ加速をしたり、堕落/Corruptのような呪文の効果を最大限活かしたりできる。また黒には色拘束の強いカードが強力なことが多いため、その弱点を補うのにも役立つ。ただし、似たような能力を持つヨーグモスの墳墓、アーボーグ/Urborg, Tomb of Yawgmothと競合する点には注意が必要。あちらはマナすら不要で1,2枚程度なら通常の土地と同じように採用できる手軽さと、テンポを阻害しないという強みがある。ただ、こちらは血染めの月/Blood Moonや土地破壊の影響を受けにくい、対戦相手に効果が及ばない、伝説のパーマネントではない、など勝ってる点も多いため差別化は十分可能。
森を指定した場合、森の数を参照するクリーチャーやオーラの恩恵を受けられ、緑特有の高速土地展開の恩恵にもあずかることができる。赤や黒が得意とする瞬間的なマナ加速と違い恒久的なマナ基盤を確保できる点も強みだろう。青や緑が呪禁を得意とするのもこれ自身の脆さを補う点で無視できないメリットと言える。さらに森はアンタップする手段が豊富なのも嬉しい。