心臓貫きのマンティコア/Heart-Piercer Manticore
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クリーチャー — マンティコア(Manticore)
心臓貫きのマンティコアが戦場に出たとき、あなたは他のクリーチャー1体を生け贄に捧げてもよい。そうしたとき、クリーチャー1体かプレインズウォーカー1体かプレイヤー1人を対象とする。心臓貫きのマンティコアはそれに、その生け贄に捧げたクリーチャーのパワーに等しい点数のダメージを与える。
不朽(5)(赤)((5)(赤),あなたの墓地からこのカードを追放する:マナ・コストと不朽を持たない白のゾンビ(Zombie)・マンティコア(Manticore)であることを除き、これのコピーであるトークンを1体生成する。不朽はソーサリーとしてのみ行う。)
WHISPERのルール文章は最新のオラクルに未対応です。「クリーチャー1体かプレインズウォーカー1体かプレイヤー1人を対象とする」は「1つを対象とする」に読み替えてください。
戦場に出たときに他のクリーチャーを投げ飛ばし/Flingするマンティコア。不朽で復活もする。
赤にして4マナ4/3不朽付きは悪くない性能である。だが本領を発揮するのはやはり他のクリーチャーを投げることができる局面だろう。例えば攻撃後の大型クリーチャーを投げることで、大きくダメージ計算を狂わせることができる。また歩く火力やトークン、他の不朽を持つクリーチャーを投げればカード・アドバンテージも失わずに済む。ただし能力は特殊な書式であるため(後述)、カルドーサの炎魔/Kuldotha Flamefiendなどと違って「対象を取り、対戦相手が何か対応して行動するかを見てから生け贄に捧げるかどうかを選ぶ」ということはできず、対戦相手はこちらが生け贄に捧げたのを確認してから行動をとれるのでリスクも高まっていることに注意。
リミテッドでは単体でも強力な優良レア。督励でパンプアップしたクリーチャーを投げることで実質テンポを失わずにダメージを底上げできる。構築でもチャンスはあるが、同色の4マナ域には除去を行いつつ毎ターンアドバンテージを取る反逆の先導者、チャンドラ/Chandra, Torch of Defianceや条件を満たせば速攻と除去耐性を併せ持つ熱烈の神ハゾレト/Hazoret the Ferventなど強力なライバルが存在するのが逆風。
- 1つ目の能力は濫用と似た挙動ではあるが、前後が一つの文章になっている「再帰誘発型能力」と呼ばれる新しいタイプの誘発型能力である。ルールについての詳細は再帰誘発型能力の項を参照。
- 統率者2019に再録された際、本体は既存イラストのままだが、不朽後の専用トークン・カードのイラストは新規となった。既存のイラストの寸法が基本セット2020以降のフルアート枠に合致しなかったためと思われる。
[編集] 参考
- 『アモンケット』のトークン(Daily MTG 2017年4月13日)
- 『統率者(2019年版)』のトークン(Daily MTG 2019年8月8日)
- カード個別評価:アモンケット - レア