威圧の杖/Staff of Domination
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あれこれ能力が付いた万能アーティファクト。基本的にタップ能力だが、1つ目の能力によりアンタップできるので、マナさえあれば再利用できる。
ドローの効率はミューズの囁き/Whispers of the Muse並み。色マナが不用な一方、こちらはアーティファクト破壊で対処されてしまう。重いので、使えるデッキは限られる。ウルザトロンや、長期戦のパーミッションなど、マナの生成に事欠かないデッキが当時の主な採用場所だった。
タップ能力で5マナ以上出せるクリーチャー(金属細工師/Metalworkerやパワー5以上のヴィリジアンの社交家/Viridian Joinerなど)がいれば無限マナが発生するため、すべての能力が使い放題となる。あとは無限ドローで引いてきたエンドカードで決めればよい。エクステンデッドで金属細工師とのギミックが期待されたが、残念ながら金属細工師が禁止カードに指定されてしまい実現しなかった。現在はエターナルでMUDなどにこのコンボが組み込まれている。
統率者戦では無限マナの使い道として有用。固有色を問わず使え、色マナ不要であるほか、上述の通りこれ自体が無限マナコンボのコンボパーツにもなる。野生の心、セルヴァラ/Selvala, Heart of the Wildsのような統率者自身がコンボパーツになるデッキでは採用率が高い。
- このカードに似た多芸なアーティファクトの後輩に、コンフラックスのアラーラのオベリスク/Obelisk of Alara、基本セット2013の交易所/Trading Post、イクサランの征服者のガレオン船/Conqueror's Galleon、統率者2018の改良式鋳造所/Retrofitter Foundry、ファイレクシア:完全なる統一の完全化の杖/Staff of Compleation、ドクター・フー統率者デッキのレーザー・スクリュードライバー/Laser Screwdriverとソニック・ドライバー/Sonic Screwdriverがある。
- アラーラのオベリスクについてはそのクリーチャー版の帰還した王、ケンリス/Kenrith, the Returned Kingがエルドレインの王権で、交易所についても仲介人、フェイン/Fain, the Brokerが統率者2021で登場。
2010年6月20日より、統率者戦で禁止カードに指定されていたが、2013年4月21日に禁止解除となった。