ギトゥの火/Ghitu Fire
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ソーサリー
あなたがギトゥの火を唱えるためにさらに(2)を支払うなら、あなたはギトゥの火を、瞬速を持っているかのように唱えてもよい。(あなたはこれを、あなたがインスタントを唱えられるときならいつでも唱えてよい。)
クリーチャー1体かプレインズウォーカー1体かプレイヤー1人を対象とする。ギトゥの火は、それにX点のダメージを与える。
WHISPERのルール文章は最新のオラクルに未対応です。「クリーチャー1体かプレインズウォーカー1体かプレイヤー1人を対象とする」は「1つを対象とする」に読み替えてください。
猛火/Blazeが基本セット入りして以来、初めて新たに登場した猛火の上位互換。猛火とまったく同じ性能を持ち、さらに追加で2マナ支払うことでインスタント・タイミングで唱えることができる。登場時は猛火のほかにも溶岩噴火/Volcanic GeyserというX火力と共存しており、これはその両者のいいとこどりをしたカードと言える。
とりあえず普通に猛火同様の使い方ができる。X火力はリミテッドでは常に高得点カードとなるものだが、これは特に、比較的ゆっくりしており、かつマナ基盤を支えるカードが豊富だったインベイジョン・ブロック環境のおかげでさらに優秀さが際立っていた。
インスタントプレイができる性質も、Xにつぎ込める量が減ってしまうものの、クリーチャーを除去するときなどはタイミングが重要な場面は多いので実用性は高い。また「大量マナからのX火力でトドメ」というパターンのコンボデッキの場合、状況次第では(デッキによっては常に)インスタントプレイによって決め技を放つ必要がある。そのような場合は猛火ではなくギトゥの火でないと務まらないといえる。コンボの構成によるものの、大量マナ(特に無限マナ)があるなら、追加の2マナ程度重いうちに入らないだろう。
- 溶岩噴火/Volcanic Geyserと比べ、インスタント・タイミングで唱える必要がないときは低マナで済む柔軟性の高さ、タッチ赤でも使える色拘束の弱さが利点。続くオデッセイ・ブロックで赤に多数登場したソーサリーに関連したカードとのシナジーも強みと言える。
- 「大量マナからのトドメの火力」としては、打ち消しや軽減を受けないウルザの激怒/Urza's Rageも同時に登場したため、そちらの影に隠れてしまった感もある。1発で決めたいコンボ特化型デッキではギトゥの火、他のダメージソースと併用できる低速コントロールデッキではウルザの激怒、と住み分けはできていた。
[編集] 関連カード
[編集] サイクル
インベイジョンのインスタントプレイ可能なソーサリーのサイクル。追加で2マナ支払うことでインスタント・タイミングで唱えることができる。
- 総くずれ/Rout
- 砕ける波/Breaking Wave
- 黄昏の呼び声/Twilight's Call
- ギトゥの火/Ghitu Fire
- 菌獣の共生/Saproling Symbiosis