ウンブリス/Umbris

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ウンブリス/Umbrisイニストラード:真紅の契りのキャラクター。カードとしてはイニストラード:真紅の契り統率者デッキ恐怖の顕現、ウンブリス/Umbris, Fear Manifestが初出。

目次

[編集] 解説

イニストラード/Innistradに棲む怪物。黒い影のような姿をしている(イラスト)。

貴方がウルヴェンワルド/Ulvenwaldを通り抜けるとき、イニストラードの銀の月の眩しい光は長い影を投げかける。いつの間にか、恐らくは視界の端で、黒い霧が闇の間を飛び跳ねる。それが近づいてくることを察することはできない(そう、近づいてくるんだ)。これはデーモン/Demonの脅威を感じているのだろうか?それとも月の中に怪物がいるせいでもたらされる恐怖だろうか?小枝が音を立て、貴方は急いで振り返る。すると貴方の影から、歯と爪でできた姿が立ち上がるのをちょうど目にする……。

  • 名前の由来はラテン語で「影」を意味するumbraだろう。

[編集] 経歴

[編集] 逆境を逃れて/Survivors

聖戦士/Catharトーレンズ/Torensは、小村トラウブラッセン/Traublassenにて、地主のヴァイタス/Vytasという男に調査を頼まれ、借地人の若者アレクサンダー/Aleksandarとともに村の砦に入った。二人は人間の悲鳴を聞き、階上の部屋へと急いだ。その部屋は影のような煙で満ちており、それが晴れるとアレクサンダーの姿はなかった。声に振り向くと、そこには鎖と枷で繋がれた女性、エルス/Eruthがいた。彼女曰く、あの若者はデビルによって「主」のもとに連れ去られたとのことだった。要するに、自分はヴァイタスに騙されたのだ。責任を感じたトーレンズは、エルスの枷を外すと、彼女とともに「主」のいる場所へと向かった。

砦内の墓地で、トーレンズはアレクサンダーと再会したが、その体は何者かに取り憑かれていた。その存在はウンブリスと名乗り、トーレンズにすべてを説明した。遥か昔、ヴァイタスの曽祖父テイヴァス/Taivasが自分と契約を交わした。束縛の魔法でここに囚われたウンブリスは、トラウブラッセンの民が寝ている間に、彼らの悲しみや苦しみの記憶を喰らう。これにより、彼らは喪失に心奪われることなく、労働者として従順に働く。その対価として、テイヴァスの一族は定期的にウンブリスに生きた人間を捧げるのだ。

ウンブリスはトーレンズに提案した。お前の苦しみの記憶を喰ってやろうと。家族を救えなかった過去を持つトーレンズにとって、それは魅力的な申し出だった。エルスは耳を貸さないようにと、そして家族の運命は変えられなかっただろうと言った。じゃあエルスが夢で見たはずの俺の運命は何だと言うトーレンズに彼女は告げた。それを決めるのは貴方だと。トーレンズは答えを見出した。彼はウンブリスに近づくと、メイスを振り下ろし――ウンブリスを束縛する鉄の輪を叩き壊した。驚くウンブリスに、今度はトーレンズが提案した。

村の広場で、ヴァイタスとその家族が村人たちに包囲されていた。提案通り、ウンブリスが彼らの記憶を解放したのだ。ウンブリスにとって、肉体で直接目の当たりにする苦しみは、記憶から味わう苦しみよりも遥かに甘美なものだった。トーレンズから、次に会ったときには仕留めてやると言われながら、ウンブリスはアレクサンダーの体を離れて自由の身となった。

[編集] 登場

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[編集] 登場作品・登場記事

[編集] 参考

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