野生語りのガラク/Garruk Wildspeaker
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ローウィン初出の緑のプレインズウォーカー。忠誠度能力は、土地のアンタップ、クリーチャー・トークン生成、踏み荒らし/Overrun。
- +1能力
- この能力により、差し引き2マナで戦場に出せるため、展開を阻害せずにすむ。次ターンには6マナに繋げられる爆発力も魅力的であり、肥沃な大地/Fertile Groundといった土地からのマナを増加させるカードと併用すれば爆発力はさらに高まる。また、特殊地形もアンタップできるので、タップ能力を持った土地をより活用することもできる。色的にペンデルヘイヴン/Pendelhavenなどはよい相棒である。
- -1能力
- 出てくるトークンが3/3となかなかのサイズ。アドバンテージの点でもかなり優秀で、リミテッドではこの能力を中心に使っていくことになる。また、クリーチャーが出てくるので、相手のクリーチャーからのガラクへの攻撃を防ぐという意味でも噛み合っている。出しすぎて一掃されないように注意。
- -4能力
- このカードにエンドカードの名を冠するもの。2番目の能力とシナジーがあるため、クリーチャー・カードをほとんど採用しないコントロールデッキでも無駄にならないのが強みである。必要なコストが-4と小さく、出した次のターンにすぐ起動可能になる点もローウィン初出の他のプレインズウォーカーにはない特徴。
プレインズウォーカーの維持に貢献するマナとブロッカーを自身で確保できるため、初期忠誠度は低いものの、ある程度の除去耐性がある。さらにそれらが直接ボード・アドバンテージに繋がっている点もポイント。
テンポがよく、打撃力がありながらアドバンテージを強力に稼ぐこともできるため、さまざまなデッキに投入できる可能性を持つ優秀なプレインズウォーカー。世界選手権07優勝の黒緑ビートダウンにも採用され、そのポテンシャルの高さを示した。
- 使用できる環境は限られるが停滞/Stasisの維持手段として優秀である。これを出した後、アンタップした土地で停滞を唱える。次のアップキープさえ越えれば維持費を差し引いても使えるマナが増えていく。後は上がった忠誠度でトークンを出せば、維持手段のみならずフィニッシャーの役までこなしてくれる。
- Magic: The Gathering - Duels of the Planeswalkersのプレイ中に現れるコードをWotCに送ることで、Nils Hammによる新規イラストのプロモーション・カードが手に入るキャンペーンが行われている。ただし、日本には発送不可。
- 時のらせんブロック+ローウィン・ブロック期のスタンダードにおいて、タルモゴイフ/Tarmogoyf、獣群の呼び声/Call of the Herdと共に、それぞれの頭文字を取って「TCG」などと呼ばれていた。(→TCG)
- スクウェア・エニックスのアーケードゲーム、ロードオブヴァーミリオン2のコラボレーションの一環として、このカードが使い魔カードとしてゲスト参戦した。特殊技名は踏み荒らし。
- 余談だが開発段階のプレイテストカードでも
- +1:untap 2 lands
- -1:3/3 Beast
- -4:over run
- と走り書きされている。イラストは斧を持った糸人間。→画像
関連カード
サイクル
ローウィンのプレインズウォーカーサイクル。忠誠度が「プラス」、「小マイナス」、「大マイナス」になる3つの忠誠度能力を持つ。いずれも基本セット2010と基本セット2011で神話レアとして再録された。
- 黄金のたてがみのアジャニ/Ajani Goldmane
- ジェイス・ベレレン/Jace Beleren
- リリアナ・ヴェス/Liliana Vess
- チャンドラ・ナラー/Chandra Nalaar
- 野生語りのガラク/Garruk Wildspeaker
ストーリー
詳細はガラク/Garrukを参照。