強迫/Duress
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ウルザズ・サーガに登場した手札破壊カードの代表格。1マナでクリーチャーおよび土地以外のカード1枚を選んで捨てさせることができる。
様々な環境において手札破壊の定番として活躍した。黒マナ1つのみで唱えられるため、1ターン目から対戦相手の手札を確認することも可能。エンチャントやアーティファクトといった、黒にとってパーマネントとなっては対処できないカードをピンポイントで墓地送りにできることが最大の魅力。また大半の妨害用カードを落とせるので、フィニッシャーを戦場に出す際やコンボの始動時などの安全確認にも力を発揮する。
エターナル環境には、1マナの手札破壊に他に陰謀団式療法/Cabal Therapyや思考囲い/Thoughtseizeがあるため、デッキの構成とメタによって使い分けられることとなる。当然、併用される事も多い。
- 暗黒の儀式/Dark Ritualから、Hymn to Tourachと連続して撃たれる流れは悪夢そのもの。
- 先にHymn to Tourachを使うと、強迫では何も落とせない確率が増す。このことから、使う順番は強迫→Hymn to Tourachがよい場合が多い。
- 第7版で再録された当時は、同様に非常に強力な手札破壊の陰謀団式療法と抜群の相性を誇り、これらを4枚ずつ投入したデッキは「8デュレス」などと呼ばれた。その後、ローウィンで思考囲いが登場し、「12デュレス」が可能となっている(この3種類が併用される事は少ないが)。
- 緑単やゴブリン相手だと、手札がクリーチャーと土地だけということが多く、効果が薄い。
- クリーチャーを捨てられないのは欠点であるが、十二足獣/Dodecapodや日を浴びるルートワラ/Basking Rootwallaを捨てないで済む点では嬉しい。しかし手札を覗いたときに見かけると動くに動けなくなったりすることも。
- 同じ手札破壊カードに脅迫状/Blackmailがあるが、こちらは「強迫」でなく「脅迫」。意味もそこまで離れてはいないが、「脅迫」はおどすこと、「強迫」は無理強いすることである。混同しないように注意したい。
- ディヴァインvsデモニックにSteven Belledinによる新規イラストで収録された。このイラストは、基本セット2010の再録でも使われている。
関連カード
- 村八分/Ostracize (クリーチャーのみ選べる)
- 侵食/Encroach (基本でない土地のみ選べる)
- 砕かれた夢/Shattered Dreams (アーティファクトのみ選べる)
- 精神の槍/Psychic Spear (秘儀かスピリットのみ選べる)
- 思考囲い/Thoughtseize (2ライフ失うかわりにクリーチャーも選べる)
- コジレックの審問/Inquisition of Kozilek (点数でみたマナ・コストが3以下のみ選べる)
- 蔑み/Despise (クリーチャーかプレインズウォーカーのみ選べる。村八分/Ostracizeの上位互換)