スラル
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スラル/Thrull(クリーチャー・タイプ)
クリーチャー・タイプの1つ。 そもそも設定上あまり上等な種族ではなく、際立った強さのものは無く、その種類も稀少である。
クリーチャー — スラル(Thrull)
スラル(Thrull)・クリーチャーは+1/+1の修整を受ける。
(T):スラル1つを対象とする。あなたがThrull Championをコントロールし続けているかぎり、そのコントロールを得る。
クリーチャー — スラル(Thrull)
精神攪乱スラルが攻撃してブロックされないたび、あなたはそれを生け贄に捧げてもよい。そうした場合、防御プレイヤーはカードを3枚捨てる。
2/2初出はフォールン・エンパイアで、漆黒の手教団/Order of the Ebon Handが信奉するトーラック/Tourachへの供物のため飼育していたもの。 それもあって、生け贄に捧げることで能力を起動するものがほとんど。
Thrullの語源は、Thrall/奴隷であろう。
- 上述の通り、フォールン・エンパイアの舞台であるサーペイディア/Sarpadiaで現れた種族。
だが、後のセットではサーペイディアとは関係のないスラルもいくつか作られている。
- テンペスト・ブロックには3体が存在する。
- ウルザ・ブロックにも1体(血の臣下/Blood Vassal)いる。
- 時代が跳んで、ラヴニカ・ブロックでも数体が作られている。
ギルドパクトではオルゾフのクリーチャーとして再登場した。こちらは歴代の幹部が、肉体を離脱してオルゾヴァの幽霊議員/Ghost Council of Orzhova団の一員に加わる際に発生する残骸をかき集め、奉仕種族として再生させたもの。 一方ディセンションのラクドス配下のスラルは粗悪品である模様で、数日を待たずして溶解してしまうようだ。
関連カード
参考
スラル/Thrull(ストーリー)[#story]
漆黒の手教団/Order of the Ebon Handの一員であり、練達の育種師の肩書きを持つエンドレク・サール/Endrek Sahrという男が錬金術の原理からスラルの培養技術を創始したのがスラルの興りである。 その大量生産を助けたのが増殖槽/Breeding Pitだが、スラルが指数関数的に増殖したため、それを管理する者が必要になった。 それが知性を与えられたスラルの魔術師であるが、その存在はスラル反乱/Thrull Rebellionを招く引き金となってしまった。
スラルの魔術師や勇者に率いられたスラルはこれまでの主たちを襲い、一方の教団もそれを返り討ちにせんと奮闘したものの、スラルの破壊活動防止を主導したジェラナー・ルーア/Jherana Rureがネクライト/Necriteに暗殺され、漆黒の手教団は崩壊の一途を辿った。