アリーナドレイン
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アリーナドレイン (Arena Drain)ファイレクシアの闘技場/Phyrexian Arenaで手札を補充しつつコントロールするデッキ。インベイジョン・ブロック構築発祥のデッキであり、白黒かそれに1色足した構成をとる。
ドレイン呪文が、ファイレクシアの闘技場のライフロスをカバーすると共にフィニッシャーを務める。
強迫/Duressやジェラードの評決/Gerrard's Verdictなどの手札破壊と、名誉回復/Vindicateを筆頭とするパーマネント破壊で戦場をコントロールし、マナ基盤が整ったら死のわしづかみ/Death Graspで一気にライフを奪い取る。その一連の流れは、テンペスト・ブロック〜ウルザ・ブロック期のネクロディスクを彷彿とさせるものがある。クリーチャーは、幽体オオヤマネコ/Spectral Lynxやファイレクシアの憤怒鬼/Phyrexian Ragerが採用されることが多い。
また、オデッセイ・ブロック時代の黒コントロールもこれとほぼ同様のコンセプトで組まれる。
手札破壊により相手の行動は制限できるものの、ソーサリー中心の構成になりやすいため相手のターンに相手を妨害する手段に乏しい。
サンプルレシピ(スタンダード (マスクス〜インベイジョン))
- 備考
- アマチュア選手権01 ベスト8(参考)
- 使用者:Daniel Rodemann
- フォーマット
エクステンデッド (ミラディン〜ゼンディカー)
上位入賞は少ないものの、海外を中心にトーナメントに度々姿を現している。このデッキだけを使い続ける愛好者も少なくないようだ。
スタンダード期に比べ、ドローエンジンが「ライフを得るカード」と「(主にライフを犠牲に)アドバンテージを得るカード」に二極化されている。
砂の殉教者/Martyr of Sandsのような軽量かつ大量に回復できるカードが多いため、バーンやビートダウンには基本的に有利。また、ファイレクシアの闘技場のほか闇の腹心/Dark Confidant、苦花/Bitterblossom、死の否定/Death Deniedという大量のアドバンテージカードや、手札破壊によりコントロールデッキ相手の相性も悪くない。反面コンボデッキには、手札破壊がよほど刺さらない限り苦しい戦いを強いられることになる。
また攻め筋が細いのも弱点であり、上記ドローカード群により、ライフではなくライブラリーが尽きてしまうシーンも散見される。同時に重要な問題として、プレインズウォーカーが苦手。
悪斬の天使/Baneslayer Angelを得てからは、その問題はやや緩和された。
- 後半土地が余るため、カラスの罪/Raven's Crimeを初め回顧呪文が組み込まれる。
- マナや手札が余り始めると、シルバーバレットからの無残な収穫/Grim Harvestや安らぎ/Peace of Mindなどで無尽蔵にライフを得られる。そのため、ライフを攻めるデッキに後半ひっくり返されることはほとんどない。