ベルベイ/Belbe
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ベルベイ/Belbe
ヴォルラス/Volrathがエヴィンカーの座を放棄してラース/Rathから去った為に、次代のエヴィンカーを選定すべくファイレクシア/Phyrexiaから派遣された全権大使。外見は人間年齢にして10代後半程のエルフの少女である。 その身体はスカイシュラウド/Skyshroud・エルフの王エラダムリー/Eladamriの娘アヴィラであり、ファイレクシアによって暗殺され遺体を持ち去られたもの。かつての記憶は残していない。 鎖骨の間に「レンズ」と呼ばれる小さな球体が埋め込まれており、その装置を通して彼女の行動は全てヨーグモス/Yawgmothの監視下にある。そして「ベルベイ」とは古代スランの言葉で「レンズ」の意。
セレニア/Seleniaを殺し吸血鬼となったクロウヴァクス/Crovax、プレデター/Predatorの艦長グレヴェン・イル=ヴェク/Greven il-Vec、そしてエヴィンカーとしての素質に目覚めた捕虜のアーテイ/Ertaiの3人を候補として選定する。 「ファイレクシアからの大使」という恐ろしい存在ではあるが、性格は好奇心旺盛で勝気な普通の少女と言ってよい。年が近く、自分が見出したエヴィンカー候補であるアーテイに好奇心混じりの好意を抱くようになる。要塞/Strongholdで共に過ごし、彼の魔法によって「レンズ」の機能を遮断し一時の自由を得たこともあり、2人は急速にその仲を深めてゆく。
能力という点ではエヴィンカーに最も近いのはクロウヴァクスだったが(グレヴェンはエヴィンカーの座に興味は無いことを早々と示していた)、その残忍さを恐れ、どうにかアーテイをエヴィンカーの座に就かせることはできないかと考えるが、クロウヴァクスにアーテイを人質に取られ、彼をエヴィンカーとして指名することを承諾してしまう。 しかし襲名式典の最中、メルカディア/Mercadiaから単身舞い戻ったヴォルラスが現れ、2人は一騎打ちとなる。戦いにはクロウヴァクスが勝ったが、その直後に、要塞に侵入していたリン・シヴィー/Lin Sivviらの反乱軍が騒ぎを起こし、ドリーム・ホールへと立てこもったという知らせを受けそこへと向かう。 彼等と話をするべくドリーム・ホールに入ると、捕虜として要塞に侵入していたエラダムリーに、かつて自分の娘であった事を知らされる。最早ファイレクシアの使者たる事を望んでいなかったベルベイは、彼等を携帯ポータルでドミナリア/Dominariaへと逃がすが、自身はかつて父であったエラダムリーによってその偽りの命を絶たれた。
- 名前を関するカードは多いが、本人はまだカード化されていない。