燃え立つチャンドラ/Chandra Ablaze
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伝説のプレインズウォーカー — チャンドラ(Chandra)
[+1]:クリーチャー1体かプレインズウォーカー1体かプレイヤー1人を対象とする。カードを1枚捨てる。これにより赤のカードが捨てられたなら、燃え立つチャンドラはそのクリーチャーかプレイヤーに4点のダメージを与える。
[-2]:各プレイヤーは自分の手札を捨て、その後カードを3枚引く。
[-7]:あなたの墓地にある赤のインスタント・カードかソーサリー・カードの望む枚数の組み合わせを、それらのマナ・コストを支払うことなく唱える。
ゼンディカーで再登場したチャンドラ・ナラー/Chandra Nalaar。今回は各能力のシナジーを意識した作りとなっている。
1番目の能力は、手札の赤の呪文を4点ダメージへと変換する。チャンドラ・ナラー/Chandra Nalaarの1番目の能力がかなり地味だったのに対し、今回はカード1枚を代償として威力が非常に大きくなっている。捨てるカードは自分で選べるため、エクステンデッド以降で手札のアドバンテージを失いたくないときはゴブリンの太守スクイー/Squee, Goblin Nabobを捨ててみよう。またはマッドネス持ちのカードを捨てよう。
カードを1枚捨てて4点ダメージという点で音波の炸裂/Sonic Burstと似ているが、捨てるカードが無作為か否か、追加コストか否かの面で異なる。チャンドラの能力の場合は対象不適正で打ち消されたとき、手札を捨てない。
2番目の能力は手札リセットでプチWheel of Fortune。対戦相手の手札のみが豊富な時に使えば大きなアドバンテージを産むことが可能。
盗用/Plagiarizeと組み合わせれば対戦相手の手札は空に、自分の手札は6枚に。
偏頭痛/Megrim、悪意に満ちた幻視/Spiteful Visions、地獄界の夢/Underworld Dreams、火想者ニヴ=ミゼット/Niv-Mizzet, the Firemindと組み合わせればダメージ源に。
マルフェゴール/MalfegorのCIPのフォローとしても使える。ただし両者とも6マナと重いのが難点。
3番目の能力は、マナ・コストを支払わずに墓地の赤の呪文を好きなだけ唱えることができるという豪快な能力。他2つの能力はいずれも手札を捨てる効果を含んでいるので、墓地に火力を溜め、対戦相手にそれらを一気に撃ちこんで焼殺するという戦法が考えられる。
ストームデッキ系のカードとは親和性が高い。炎の儀式/Rite of Flameや煮えたぎる歌/Seething Song等からマナ加速してすばやくチャンドラを呼び、肥えた墓地から3番目の起動型能力を使ってストームを稼ぐ事が出来る。または2番目の能力で空っぽになった手札を補充してキーカードを探すという使い方も出来る。
パフォーマンスは良いが重いカードも3番目の能力で踏み倒して使える。残酷な根本原理/Cruel Ultimatumや暴力的な根本原理/Violent Ultimatumを連発できれば相手は投了するだろう。
手札消費が激しいこととも相性がいいバーンデッキでの使用が考えられるが、6マナのマナ・コストは重い。 その点を考慮すればカウンターバーンのフィニッシャーが適任だろうか。 ドローに長けた青とあわせれば捨てる手札の確保が容易であり、マナを使わないプレインズウォーカー起動型能力は隙を作らずダメージを与えられる。重さも許容範囲だろう。
関連カード
ストーリー
詳細はチャンドラ・ナラー/Chandra Nalaar (ストーリー)参照。