暗黒の深部/Dark Depths
提供:MTG Wiki
コールドスナップで久々に登場したマナを出さない土地カード。マナを支払っていき10個の氷カウンターを全て取り除くと、マリット・レイジ/Marit Lageが眠りから目覚め戦場に降臨する。
20/20で飛行+破壊されないという性能はまさに圧巻。一度プレイヤーに攻撃が通ればゲームエンド、フィニッシャーとして充分に足るスペックである。
普通に使おうとするとのべ30マナも必要なため、非常に時間がかかる。何の工夫も無くただデッキに入れただけではトークンが出てくる前にゲームが終わってしまうので、何らかの工夫をする必要がある。
- ウルザランドや炎の編み込み/Braid of Fireなどの、マナを豊富に出せる手段を用意する。
- パーミッションなどの、トークンが出てくるまで待てるデッキで使う。
- 魔力の導管/Power Conduitや大海の心臓、致清/Chisei, Heart of Oceans、霊気の断絶/AEther Snap、吸血鬼の呪詛術士/Vampire Hexmage(→ヘックスメイジ・デプス)などのカウンターを直接取り除く手段を使う。
- ヴェズーヴァの多相の戦士/Vesuvan Shapeshifterや墓地のプーカ/Cemetery Puca(+クリーチャー化手段)などの、「戦場に出ている状態でコピーする」手段を使う(ただし、暗黒の深部は伝説のパーマネントであるため、ヴェズーヴァの多相の戦士などではさらに鏡の画廊/Mirror Galleryが必要)。
弱点として、マナをつぎ込むパーマネントである、出てくるのがトークンであるという2点よりバウンスに非常に弱い。また、タイミング良く併合/Annexなどコントロール奪取を喰らうと死に直結する点も危なっかしいため、安全策をとるなら打ち消しや特権階級/Privileged Positionなどで守ってやる必要があるだろう。その点でも、前述のパーミッションのフィニッシャーとしての利点がある。
- 氷カウンターは何によって置かれたものかを区別しないため、霧氷羽の梟/Rimefeather Owlなどで妨害することができる。
- コールドスナップのプレリリース・パーティでは、マリット・レイジ/Marit Lageのトークンカードが配布された。
- テキストが長いため他のカードより小さめのフォントが使われているが、日本語版では3つ目の能力の途中からフォントのサイズが変わってしまっている(参考:日本語版カード画像)。
オラクルの変遷
印刷時のテキストでは、トークンの「破壊されない」は能力ではなくトークンが持つ属性とされていた。この属性は特性ではないため、そのトークンを騙り者、逆嶋/Sakashima the Impostorでコピーしても、逆嶋は「破壊されない」属性を持たなかった。
これはひどく直感に反することであり、意図的でない不注意であったため、2010年1月29日のオラクル更新で、飛行と同時に「このクリーチャーは破壊されない」能力を持たせるように変更された。
参考
- Coldsnap Release Promo Card Revealed (マリット・レイジトークンの画像)
- マリット・レイジ/Marit Lage(背景世界/ストーリー用語)
- カード個別評価:コールドスナップ - レア