孫夫人/Lady Sun
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伝説のクリーチャー — 人間(Human) アドバイザー(Advisor)
(T):クリーチャー1体を対象とする。孫夫人とそれを、オーナーの手札に戻す。あなたのターンの間で、攻撃クリーチャーが指定される前にのみ起動できる。
1/1能力的には沿岸の魔術師/Coastal Wizardと同じ。しかし、伝説のクリーチャーになった分、1マナ少なくなっている。
使用タイミングが限定されてはいるが、継続的に3マナで任意のクリーチャーをバウンスできるのは強力。相手の4マナ以上のクリーチャーを戻せばマナの面で優位に立てる。また、それなりのマナは必要になるが、自分の187クリーチャーを戻すというのも常套手段。特に赤の堕落した宦官/Corrupt Eunuchsや暴君 董卓/Dong Zhou, the Tyrantなどとの組み合わせは、クリーチャーが使用されやすいポータル環境ではかなりの制圧力を誇る。
歴史上の人物
性格は気がとても強く、身の回りには常に武装した女性が付き、自身も薙刀を操り常に腰に弓を装備していたことから「弓腰姫」と呼ばれていた。
劉備が呉に直接訪れて結婚した。その時にも武装した女性100名ほどが孫夫人の周りにいたと陳寿の『三国志』 (歴史書)にも記載されている。 夫となる劉備とは年が10歳以上違っていたが、孫夫人が劉備のことをとても気に入っていたとされる。法正伝には『先主(劉備)の脇の下を冷やすものは二つある。一つは曹操で、もう一つは孫夫人である』と。
いっぽうで、『三国志演義』では格好の題材である。周瑜の策で劉備の暗殺・堕落を目論んだものであったが。劉備の結婚時に共に来ていた趙雲が諸葛亮より授かった策(孫権の母、呉夫人に接近するなど)を使い、孫夫人を劉備が連れて帰国させた。それを聞いた孫権が怒り、家臣に対して劉備と孫夫人に対して追っ手を送って引き戻そうとするが、孫夫人が家臣を叱咤し家臣を引き返させて時間稼ぎを行った結果、無事に荊州に帰国する。
211年、劉備と孫権の仲が一時険悪化したため呉に帰った。その後の仔細は不明。演義ではのちに劉備の死を聞いて長江に身を投げたとされている。
京劇などでは「尚香」という名前がつけられているが、実際のところは不明。この時代の女性の名前は歴史書には滅多に残らず、生まれた家の家名を背負って一生を遂げるためである。