蒸気打ちの親分/Steamflogger Boss
提供:MTG Wiki
クリーチャー — ゴブリン(Goblin) 装具工(Rigger)
あなたがコントロールしている他の装具工(Rigger)クリーチャーは、+1/+0の修整を受けるとともに速攻を持つ。
あなたがコントロールする装具工がからくり(Contraption)を組み立てる場合、それは代わりに2個のからくりを組み立てる。
未来予知の未来予知たる所以、ゲームそのものの未来を見通すようなデザインをされたカードの1つ。
装具工というクリーチャー・タイプのロード的存在なのだろうが、未来予知時点では装具工自体がこれ1体(と霧衣の究極体/Mistform Ultimus)しか存在していなかった。ローウィン登場後、名前に「装具工」を持つモリオックの装具工/Moriok Riggerが装具工になったほか、装具工でもある多相持ちが増えたので使いやすくなった、のかもしれない。
さらに新種のアーティファクト・タイプである「からくり」への言及があるものの、からくりを持つアーティファクトも現時点では存在していない。「組み立てる/assemble」というルール用語も登場しているが、まだ意味が定義されていないため、現状では全くの無意味な文章でしかない。つまり現時点では、これ(と多相持ちクリーチャー)を並べたときにパワーへの修整と速攻が加わる事以外、何の能力も持っていないのと同じ。将来きちんと用語の意味が定義されて、ようやく真っ当な動きが出来るようになる。時のらせんブロックには他にも前代未聞なカードが溢れているが、その中でもこれは一際異彩を放つカードである。
現時点での能力のみを見るならば、サイズの大きめな重いゴブリンでしかなく、構築で使うには厳しい。リミテッドでは、2体目以降を強化する丘巨人/Hill Giantなので、悪くない。ただしレアなので、2枚以上揃うことは滅多にないだろうが。
- フレイバー・テキストを見るに、ゴブリンは未来でも知能はそのままらしい。「何作ってんだか、俺知らね!」というセリフはそのまま「からくり」が何なのか分からないというカードデザインと重なって取れる。
- 新しいエキスパンションが出る度に、「次こそからくりの時代が来るに違いない」と(冗談半分で)よく名前が挙がる。
参考
- カード個別評価:未来予知 / タイムシフト - レア