枯渇/Mana Short
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あらかじめ、対戦相手の動きを阻害しておけるカード。魔力奪取/Drain Powerと違って自分はマナを得られないが、インスタントになっているため様々なタイミングで妨害に使う事が出来る。
よくある使われ方としては、対戦相手のターン終了ステップにプレイして相手のマナ基盤を封じ込め、続く自分のターンに(土地を起こした上で)安全確実にコンボ等の大技を決めると言う使い方。他には、相手のターンのアップキープにプレイする事で、擬似的に1ターン封じ込める事も出来る。
基本的に通してしまったら次のアンタップを迎えるまで無抵抗になるので、青を含むコンボデッキではよく採用される。無論、対コンボではマストカウンターである。
弱点としては、まず「土地でないマナ基盤は封じ込める事が出来ない」と言う点。相手がクリーチャーやアーティファクトによるマナ基盤があるデッキに対しては中断/Abeyance等よりも確実性に劣ってしまう。また、あくまでマナを封じ込めるだけであってパーマネントや手札の増減は一切引き起こさないため、アドバンテージの損失が起きてしまうという点もある。損失を埋められるような大技や、それだけの価値のある1ターンのために使わないと元が取れない。
- 土地のタップだけでなくマナ・プールも空にする関係上、対応してマナを出しておくと言う手は使えない。
- エコー等のアップキープ・コストの支払いがあった場合、対応して枯渇すると(マナの支払いなら)ほぼシャットアウトできる。
- 契約サイクルをプレイした次のターンに使われると敗北は必至。
- サイカトグではよく使われた。激動/Upheavalと言う大技を持っていた上、狡猾な願い/Cunning Wishによってサイドボード1枚刺しから無駄なく引いてこれたため。
- 「土地をタップする」のはマナに関係なく、全ての土地に対して行う。そのため魔力奪取/Drain Powerと違ってマナ能力を持たない土地も全てタップされる。
- Mox Lotusのサポートとしても有効。これを使うことで、かのカードが除去された後でもマナ・バーンによる即死を防げる。
- 第6版までのイラストは美しいバラが描かれており、「髙島屋」と呼ばれることもあった(髙島屋とはバラをシンボルマークとする百貨店のこと)。
参考
- カード個別評価:第7版 - レア
- カード個別評価:第6版 - レア
- カード個別評価:第4版 - レア
- カード個別評価:リバイズド - レア
- カード個別評価:アンリミテッド - レア