炎のアリア/Aria of Flame
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エンチャント
炎のアリアが戦場に出たとき、各対戦相手はそれぞれ10点のライフを得る。
あなたがインスタントかソーサリーである呪文を唱えるたび、プレイヤー1人かプレインズウォーカー1体を対象とする。炎のアリアの上に詩句(verse)カウンターを1個置く。その後、これはそれに、これの上にある詩句カウンターの数に等しい点数のダメージを与える。
スフィンクスの骨の杖/Sphinx-Bone Wandがなんと3マナになったエンチャント。ただし対象がプレイヤーかプレインズウォーカーに狭まり、対戦相手のライフを回復させてしまうペナルティ能力も持つ。
バーン性能に特化してしまっているが、4マナも軽くなったのは大きな強化点。早い段階から詩句カウンターを貯めていけるため、ダメージ成長速度が破格に。1~2マナ程度の軽いインスタントやソーサリーを連打するゼロックスやストームのようなデッキでは追加のフィニッシャーとして採用可能。
一方、ETBで対戦相手に10点ものライフを与えてしまう点は非常に厄介。誘発型能力の対象を全て対戦相手にしても4枚目のインスタントやソーサリーまではダメージが相殺されてしまうし、役に立たないうちに除去されれば対戦のライフを回復させるだけに終わってしまうこともある。もちろん、硫黄の渦/Sulfuric Vortexなどで対戦相手がライフを得られないようにする、もみ消し/Stifleで回復部分を打ち消す、増殖などで詩句カウンターの数を増やす等、デメリットを回避・軽減する方法はあるが、専用の構築が必要になってしまう。ただ、誘発型能力の対象を全て対戦相手にすれば詩句カウンターが7~8個溜まるころには相手のライフを十分に削り切れる。そのため、デメリットは気にし過ぎずに割り切って10点程度一気に帳消せるぐらい呪文を連打できる構成にする方が容易。
モダンでは青赤ストームが追加の攻撃手段として採用していることがある。またイゼット・フェニックスにおいても採用されることがある。通常とは違う角度で攻めることができ、同じ理由で採用されていた紅蓮術士の昇天/Pyromancer Ascensionと違い墓地対策に引っかからない上に、同名カードを4枚採用しなくてはならない紅蓮術士の昇天と違いデッキ構築を縛られることがない点が長所。
- ウルザズ・サーガの成長エンチャントのリバイバル。詩句カウンターを用い、歌に関する語をカード名に含む点が共通している。
- ETBを利用するのも手である。カヴーの捕食者/Kavu Predatorなら3ターンクロックに、偽りの治療/False Cureなら5マナ10点と大火力に。