利用者:Yoidome/sandbox
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登場セット |
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タルキール:龍嵐録 |
後見/Beholdとは、キーワード処理の一種。タルキール:龍嵐録で初登場した。
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Caustic Exhale / 苛性の吐息 (黒)インスタント
この呪文を唱える追加コストとして、ドラゴン(Dragon)の後見を受けるか(1)を支払う。(ドラゴンの後見を受けるには、あなたがコントロールしているドラゴン1体を選ぶか、あなたの手札にあるドラゴン・カード1枚を公開する。)
クリーチャー1体を対象とする。ターン終了時まで、それは-3/-3の修整を受ける。
カードテキストは仮のものです。Whisper更新時に置き換えをお願いします。
定義
「[ ]の後見を受ける/Behold a [ ]」とは、「 」を意味する。
解説
手札や戦場にある該当カードの力を借り、ボーナスを得られるメカニズム。
タルキール:龍嵐録では「ドラゴンの後見を受ける」カードが登場している。コモンに任意の追加コストとして後見を受けられる「吐息」サイクルが存在するほか、レアにはETBで後見を受けられる龍へと昇る者、サルカン/Sarkhan, Dragon Ascendantも収録されている。
- 過去にはドラゴンの火/Dragon's Fireなどが同様のメカニズムを用いていた。さらに元を辿ればタルキール龍紀伝のドラゴン・ボーナスが原型となっている。
- 意図したものかは不明だが、同じくタルキール:龍嵐録の新メカニズムである前兆とは日本語訳が「前」と「後」で対になっている。
ルール
開発秘話
先述の通り、このメカニズムはタルキール龍紀伝の「ドラゴン・ボーナス」(オジュタイの語り部/Orator of Ojutaiなど)にヒントを得て生み出されている。旧型のドラゴン・ボーナスは戦場にいるドラゴンを参照できず、タイプ的デッキを組むにあたって問題が生じていたため、戦場も参照できるようにした。
参考
- Tarkir: Dragonstorm Mechanics/『タルキール:龍嵐録』のメカニズム(Daily MTG 2025年3月18日 Matt Tabak著)
- 「後見」でテキスト検索
- キーワード処理
- ルーリング
前兆/Omenは、呪文タイプの1つ。
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Scavenger Regent / ゴミあさりの執政 (2)(黒)(黒)クリーチャー ― ドラゴン(Dragon)
飛行
護法 ― カード1枚を捨てる。
Exude Toxin / にじむ毒素 (X)(黒)(黒)
ソーサリー ─ 前兆(Omen)
ターン終了時まで、ドラゴン(Dragon)でないすべてのクリーチャーは-X/-Xの修整を受ける。(その後、このカードをオーナーのライブラリーに加えて切り直す。)
※カードテキストは仮のものです。Whisper更新時に置き換えをお願いします。
概要
前兆を持つカードは当事者カードのように文章欄の左半分が区切られており、別個の小枠で前兆が書かれている。
- 出来事と異なり、本のような装飾はない。
以下、前兆でない側を便宜上「本体」と呼ぶ(非公式用語)。
あなたは前兆を持つカードを唱える際、本体としてか、前兆として唱えるかを選ぶ。前兆として唱えることを選んだ場合、それは小枠に書かれた代替の特性のみを持つ呪文としてスタックに置かれる。前兆の解決に際して、あなたはそのカードをオーナーのライブラリーに戻して切り直す。
解説
前兆か本体かを選んで唱えられる、当事者カードの変型版のようなメカニズム。出来事と異なり解決後は追放領域ではなくライブラリーに戻ってしまうため、本体側で再利用するまでには時間がかかる。一方、ライブラリーに戻る点を活かし前兆側として再度唱え直すことも可能になっている。
タルキール:龍嵐録で初登場した。同セットでは前兆を持つカードはすべてドラゴン・クリーチャーである。コモンおよびレアに本体・前兆の色が同じサイクルが、アンコモンに本体と前兆が対抗色の関係にあるサイクルが収録されている。
- 意図したものかは不明だが、同じくタルキール:龍嵐録の新メカニズムである後見とは日本語訳が「前」と「後」で対になっている。
ルール
開発秘話
ドラゴンを中心としたセットを作るにあたり、開発部はコモンやアンコモンのドラゴン・サイクルをデッキに多く採用するための動機づけを必要としていた。展望デザインは低レアリティのドラゴンにクリーチャー以外の利用方法を与えるというアイデアを気に入っていた。
最初に試されたのは急襲/Swoopというキーワード能力であった。これは「急襲コストだけを支払い、ボーナスだけを得てライブラリーに戻る」「マナ・コストのみを支払い、ボーナスのないクリーチャーとして出す」「急襲コストとマナコストを両方払い、ボーナス付きクリーチャーとして出す」という三択を使い分けられる、想起と放題を合わせたようなメカニズムであった。しかしこの案は使用感に対して複雑すぎたため、展望デザインより後のチームが前兆へと作り直した。
前兆で唱えたカードをライブラリーに戻すのではなく墓地に置く案も検討されたが、2つの問題があり没になった。まずリアニメイトとの相性が良すぎる点、そしてドラゴンを使い捨てにしてしまうよりも、また後で引けるかもしれない方が喜ばしいという点である。