全力で逃げろ/Run for Your Life
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インスタント
クリーチャー1体か2体を対象とする。ターン終了時まで、それらは速攻を得る。このターン、それらは速攻を持つクリーチャーにしかブロックされない。
脱出 ― (2)(青)(赤),あなたの墓地にありこれでないカード4枚を追放する。(あなたはあなたの墓地にあるこのカードをその脱出コストで唱えてもよい。)
クリーチャー2体までに速攻を付与し、速攻持ち以外にブロックされなくする脱出インスタント。
回避能力になるかは対戦相手にもよるが、速攻を持つことを参照するカードは数が少ないので、全てのクリーチャーを速攻で染めていることは稀。一方で後から付与する手段は数多く、特に熱情/Fervorのように全体に付与するエンチャントを使われてしまうと、そのプレイヤーには回避能力としては機能しなくなる。その場合も統率者戦は多人数戦ということで他の対戦相手を攻撃すれば良いだけではあるが、いずれにせよ費用対効果が優秀かというと微妙なライン。少なくとも1回目の奇襲性は高く、速攻と回避能力を同時に与えられる点を活用して、強力なサボタージュ能力を持つクリーチャーを多めに採用しておくなどの工夫は欲しいところ。
対戦相手のクリーチャーを対象にしてもよい。組んでいるプレイヤーのクリーチャーに速攻を付与して、一気呵成に押し込む役にも立つ。もちろんそのタイミングで裏切られれば大損害に繋がるのでタイミングはしっかり選ぶこと。自分で速攻を持つクリーチャーを軸にすることで回避能力として働きづらくしたり、対象の最大2体に自分のクリーチャーを含むなどでの対策も可能。
[編集] ストーリー
イラストは「ドクター・フー」リブートシリーズ1の1話「マネキン・ウォーズ(原題はRose)」の1シーン。
ローズ・タイラー/Rose Tylerは自身が勤めるアパレルショップの地下でマネキン人形に襲われる。驚く彼女を助けた謎の男はあれはリモコンで動く生きたプラスチックで、屋上のリモコン装置を爆破すると言う。呆気にとられる彼女を残し、謎の男は「全力で逃げろ/Run for your life」と伝えて立ち去るのだった。
新シリーズの最初の象徴的なシーンであり、「ドクターはよく走る」というイメージを広く植え付けた。旧シリーズのドクターは追われることはあっても、全力疾走を頻繁にするようなことはなかった。コンパニオンのローズも18~19歳の設定であったため、新シリーズ最初のシーンはフレッシュでエネルギッシュなイメージから始まった。
これはタイミーワイミー/Timey-Wimeyに収録されたドクターのカード・デザインにもよく反映されており、10代目ドクター/The Tenth Doctorは攻撃時の誘発型能力、11代目ドクター/The Eleventh Doctorはサボタージュ能力で「走る」ことを「アタックする」ことで表現している。9代目ドクターは走って逃げて、隠れる(タップ状態)かターディスに逃げ込み(搭乗する)、一時やり過ごすことで能力が誘発するデザインになっている。