多元宇宙の突破/Breach the Multiverse

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2024年1月16日 (火) 12:19時点におけるブラー (トーク | 投稿記録)による版
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Breach the Multiverse / 多元宇宙の突破 (5)(黒)(黒)
ソーサリー

各プレイヤーはそれぞれカード10枚を切削する。各プレイヤーにつきそれぞれ、そのプレイヤーの墓地にありクリーチャーやプレインズウォーカーであるカード1枚を選ぶ。それらのカードをあなたのコントロール下で戦場に出す。その後、あなたがコントロールしている各クリーチャーはそれぞれ、他のタイプに加えてファイレクシアン(Phyrexian)になる。


大規模な切削の後、各プレイヤーごとにクリーチャープレインズウォーカーを選んで戦場に出せるリアニメイト。クリーチャーをファイレクシアンにするおまけ付き。

7マナとこれが唱えられるならリアニメイト先を素出しした方が早い感がある重さだが、切削がリアニメイト先のサーチを兼ね対戦相手墓地からも釣れるのでボード・アドバンテージを獲得できることが特徴。切削後リアニメイト先を選ぶので墓地対策での立ち消えを気にしなくても良い。ゲームプレイヤーが増えるほどアドバンテージが増すため多人数戦では当然強力。クリーチャーのファイレクシアン化はほぼオマケだが、ファイレクシアン部族デッキの場合は対戦相手のクリーチャーをファイレクシアンにすることで利を得ることもできるだろう。

登場時のスタンダードでは、プロツアー・機械兵団の進軍にてラクドス・ミッドレンジを始めとする黒赤デッキがリアニメイトデッキに対して相手のフィニッシャーを横取りするためにサイドボードに採用する他、メインデッキから採用しマナ加速から唱えることを目標とするラクドス・ブリーチが登場したり、白単ミッドレンジがそれらのデッキに対する決定力不足を補うためにタッチし採用したオルゾフ・ミッドレンジがトップ8入りするなど高い採用率と結果を残した。イニストラード:真夜中の狩り〜サンダー・ジャンクションの無法者期では、序盤から除去として使え腐り難い執念の徳目/Virtue of Persistenceに多くのデッキで枠を奪われてしまったが、永遠の放浪者/The Eternal Wanderer希望の標、チャンドラ/Chandra, Hope's Beaconといったプレインズウォーカーを使用するオルゾフ・ミッドレンジラクドス・コントロールでは採用が継続されている。

リミテッドではボムレア。適切なカードを蘇生すれば当然勝ちにつながるし、デッキが少ないリミテッドでは10枚の切削自体が勝利手段となりうる場合がある。当然ある程度運が絡むものの、リミテッドの性質上よほどひどく外れを引かない限りは最低2枚のカード・アドバンテージを獲得できる。また機械兵団の進軍リミテッドは多元宇宙の伝説からのボムクリーチャーが多いため、対戦相手のデッキからも大当たりを引き易くその点でも環境と合致しているといえる。重いカードだが、機械兵団の進軍リミテッドは顕著に遅い環境なので重さが問題になることは稀。なお、機械兵団の進軍における切削手段はこれ自身を含め、互いに切削を行うものが多いため、ライブラリーの枚数を回復されると逆に自分の首を絞める可能性がある点には注意。構築ではおまけに近いクリーチャー・タイプにファイレクシアンを追加する効果も、ファイレクシアン・シナジーを持つカードが多数存在するカード・セットということで地味に活躍する。

ストーリー

機械兵団の進軍注目のストーリーの1枚(イラスト)。

次元壊し/Realmbreaker多元宇宙/Multiverse久遠の闇/Blind Eternitiesを突破し、新ファイレクシア/New Phyrexiaの全多元宇宙への侵略が始まった。

参考

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