西方への船出/Sail into the West
提供:MTG Wiki
インスタント
議決 ― あなたから始めて各プレイヤーは「帰還」または「出航」のいずれかに投票する。「帰還」がより多くの票を得たなら、各プレイヤーはそれぞれ自分の墓地にあるカード最大2枚を自分の手札に戻す。その後、あなたは西方への船出を追放する。「出航」がより多くの票を得た、または同数なら、各プレイヤーはそれぞれ「自分の手札を捨ててカード7枚を引く。」を選んでもよい。
投票により、全体再供給/Restockか任意のWheel of Fortuneをもたらす議決インスタント。
全員に影響を及ぼす性質上、これを唱えている分で自分は常にアドバンテージ面で損をする羽目になる。どちらが作用するかは対戦相手にも決定権があるので、活用するには回収と手札交換のどちらも有効に使えるデッキにしておくか、ヘイトを上手く管理して政治交渉を成功させる必要がある。
議決カードの例に漏れず、2人対戦なら後者を確実に選べるためインスタント版Wheel of Fortuneのように使用できる。ただし、上述のとおり対戦相手の手札への作用はそのプレイヤーの任意なので本家の完全な代用にはならない。
ストーリー
「王の帰還」の一幕(イラスト)。
一つの指輪/The One Ringを巡る旅を終え、ホビット庄/The Shireへと帰還したフロド/Frodoは自らの旅を本にしながら静かに暮らしていたが、旅の間に負った傷や指輪を失った喪失感に苦しめられていた。
ホビット庄に帰還した2年後、フロドは自らの財産や執筆した本をサム/Samへと相続させると、三つの指輪の守護者ガンダルフ/Gandalf、エルロンド/Elrond、ガラドリエル/Galadriel、そして自らと同じく一つの指輪の所持者だったビルボ/Bilboと共に、灰色港/The Grey Havensから船に乗り中つ国/Middle-Earthを去っていった。