アヴナント/Avenant
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アヴナント/Avenantはベナリア/Benaliaの北沖にある島国。 ベナリアに敵対し、その海外侵攻を食い止める役割を担っている。 アヴナント海(Sea of Avenant)に囲まれており、優秀な射手やバリスタ部隊によりが堅く守られているため近づくことは難しい。
ダブナント騎士団(Order of the D'Avenant)はこの地で誕生した。ダブナント騎士団は女系の組織であり、支配者はSuzeraineと称される。所属を許されるのは最も優れた射手のみであり、騎士見習い(squires)が射手として「d'Avenant」の称号を得るには、三昼夜にわたり眠らずに騎士の瞑想を見守らねばならない。
仏語風の母国語をもつと推測される。
- 優秀な弓兵を有する島国で、仏語風の言葉という、英仏両国の特徴を備えている。英仏の対立の歴史を鑑みるに、その地域設定はなかなか面白い。
- D'Avenantはイギリス人の姓にみられ、詩人Sir William D'Avenant(1606-1668)、聖職者・学者Edward D'Avenant(1596-1679)が知られる。
- 関連カードやストーリー上の役割よりも、その翻訳の是非が話題にのぼることの方が多い(#誤訳の疑い参照)。
登場カード
- 純白の秘薬/Alabaster Potion(フレイバー・テキスト)
- ダブナントの射手/D'Avenant Archer(カード名。第5版と第6版のフレイバー・テキスト)
- アヴナントの癒し手/D'Avenant Healer(カード名)
- 重バリスタ部隊/Heavy Ballista(ウェザーライトと第6版のフレイバー・テキスト)
- アヴナントの罠師/D'Avenant Trapper(カード名、フレイバー・テキスト)
- 憤怒の乗り手、アヴナントのトーリ/Tori D'Avenant, Fury Rider(カード名、フレイバー・テキスト)
- のたうつ分解者/Writhing Necromass(フレイバー・テキスト、上記のトーリが登場)
訳語の変遷
「Avenant」は「D'Avenant」の形で、第4版の純白の秘薬/Alabaster Potionのフレイバー・テキストで「ダブナントの〜」と翻訳され、続くクロニクルと第5版でも同様に充てられている。 その後、ウェザーライトの重バリスタ部隊/Heavy Ballistaのフレイバー・テキストでは、「the island of Avenant」の形で「アブナントの島」と訳されている。 第6版では、ダブナントの射手/D'Avenant Archerはカード名で「ダブナント」、重バリスタ部隊はフレイバー・テキストで「アブナント」と、やや統一感のない訳になっている。 そして時のらせんのアヴナントの癒し手/D'Avenant Healerのカード名では「D'Avenant」の形で「アヴナントの〜」と翻訳された。