奥義

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奥義とは、プレインズウォーカーの忠誠度能力のうち、特に忠誠度消費が大きく効果も強力であるものの俗称。

概要

プレインズウォーカーの忠誠度能力はプラス能力、小マイナス能力、大マイナス能力の3つが最も基本的な組み合わせであり、このうち大マイナス能力が奥義と呼ばれる。

プラス能力を何回か起動して初めて使える能力であり、起動できればほぼ勝利できるような効果が持たされていることが多い。 また、ギデオン・ジュラ/Gideon Juraのような奥義を持たないプレインズウォーカーもいる。

”「起動できれば確実に勝利できる」ぐらいでなければ意味がないが、一方で『「あなたはゲームに勝利する」を単に言葉を変えて書いているにすぎない』”というデザイン上のジレンマを抱えている。 そのためか、灯争大戦でプレインズウォーカーのデザインが拡張されて以降は奥義を持たないものも増えている。

奥義のデザインはバリエーションに富んでいる。そのままズバリ勝利する龍神、ニコル・ボーラス/Nicol Bolas, Dragon-Godのようなパターンから、完成化した賢者、タミヨウ/Tamiyo, Compleated Sageのような、確実に勝利には貢献するがそれそのものには殺傷力がないもの、プレインズウォーカー、ウルザ/Urza, Planeswalkerのような強力だがむしろリーサルを長引かせてしまう疑惑のあるものまである。

とはいえほとんどの場合、奥義を発動した＝勝利確定ではない。ほとんどの奥義は「数ターン以内に勝利を確定させる」デザインであり、言い換えれば数ターンは猶予があるのである。 特に1発で大きくダメージを稼ぐシステムを搭載したビートダウンタイプのデッキを相手にした場合は、そのわずか１，２ターンでライフを削りきられる可能性は残る。

殆どのデッキにおいて、奥義そのものを目的にプレインズウォーカーを採用することはない。発動まで時間がかかりすぎるためである。 しかしながら、裏切りの棘、ヴラスカ/Vraska, Betrayal's Sting等、増殖をスムーズに行えるカードを搭載することで奥義発動までの期間を大幅に短縮できる。

• 奥義を持たせることには、プレインズウォーカーによっていたずらにゲームが長引くことを防ぐ側面もある。
• 紋章を得る効果はほとんどが奥義であるが、一部例外は存在する

参考

• 用語集