戦争織り、タンティス/Thantis, the Warweaver
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伝説のクリーチャー — 蜘蛛(Spider)
警戒、到達
各戦闘で、クリーチャーはすべて、可能なら攻撃する。
クリーチャー1体が、あなたかあなたがコントロールしているプレインズウォーカーを攻撃するたび、戦争織り、タンティスの上に+1/+1カウンターを1個置く。
警戒と到達に加え、全軍への攻撃強制能力、自軍が攻撃されるたびに+1/+1カウンターを得る誘発型能力を持った伝説の蜘蛛。
同様の攻撃強制能力を持っていたヘルカイトの戦争屋/Warmonger Hellkiteや殺戮の化身/Avatar of Slaughterと比較すると、これ自身が警戒を持つおかげで攻撃しつつブロッカーにも回れるため、こちらへのリスクが大きく低減されている。蜘蛛らしく到達を持つためフライヤーも恐れずにすみ、元が5/5かつ誘発型能力によって更に大きくなっていくため、こちらに攻撃してきたクリーチャーを大抵1体ずつ討ち取っていける。自身に回避能力がないことも、攻撃強制によって相手側がブロッカーを残しづらいという点でカバーしているため、見た目以上に死ににくい。
ただし、誘発型能力を最大限に活かせるウィニーやトークンデッキ相手だと一体ずつ討ち取っていったのでは間に合わず、自身より大きなクリーチャー単体で攻めてくる相手だとタンティスが育ちづらく結果的にノーガードになってしまいやすいなど隙もあるため過信は禁物。エターナルでは重い割に決定力に乏しいため採用は厳しいだろう。本領は統率者戦などの多人数戦であり、ただでさえ全体攻撃強制で盤面が混沌と化す上、ブロッカーとなるタンティス自身とその誘発型能力の存在によって対戦相手はこちらを攻撃しづらくなるため、結果的に潰し合いの状況を作りやすい強力なカードとなる。
- 墓後家蜘蛛、イシュカナ/Ishkanah, Grafwidowに次ぐ2枚目の伝説の蜘蛛。こちらは固有色に赤が増えているため、もしも蜘蛛を主軸として統率者戦のデッキを組むならタンティスを統率者にしよう。ドラゴンの巣の蜘蛛/Dragonlair Spiderなど、他の赤い蜘蛛も採用できるようになる。
ストーリー
タンティス/Thantisは何処かの次元/Planeに住む大蜘蛛。雌(イラスト)。
彼方の森にはマナの燃える恐るべき蜘蛛の巣が広がり、絡まって動けなくなったあらゆる生物の怒りを掻き立てている。どれほど騒ぎもがこうとも、彼らは巨大で邪悪な蜘蛛、タンティスの餌食になるしかないのだ。彼女はまず獲物の怒りで自らの獰猛性を満たし、それからその死体で腹を満たす。
参考
- Commander (2018 Edition)/統率者(2018年版)(旧公式サイト製品紹介のInternet Archive)
- カード個別評価:統率者2018 - 神話レア