ぼったくり店はスルーして退出/Exit Through the Grift Shop
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Exit Through the Grift Shop / ぼったくり店はスルーして退出 (2)(黒)ソーサリー
「おみやげがほしい人?」と叫び、あなたの墓地にあり土地でないカード1枚の名前を宣言する。アン・ゲームをしていてあなたの声が聞こえる各プレイヤーはそれぞれライフを入札してもよい。あなたは入札を0点から始める。高額入札者はその高額入札に等しい点数のライフを失う。そのプレイヤーはそのカードをコピーし、そのコピーをマナ・コストを支払うことなく唱えてもよい。あなたがその入札に勝利しなかったなら、あなたはその高額入札に等しい点数のライフを得、その数の宝物・トークンを生成する。
[どんぐりシンボル付き - トーナメントでは使用できない。]
アン・ゲームにいかにもありそうでありつつ、実はこのカード以前はなかった、競りに似た駆け引きを発生させる黒のソーサリー。しかし競りに参加できるのはあなたの声が届く範囲でアン・ゲームを行っている全てのプレイヤーである。
とりあえず根本原理など、一枚でゲームをひっくり返すような重いカードが墓地に落ちているなら、それのカード名を叫んでおけば周囲のプレイヤーが入札してくることが期待できそうである。落札者からあなたへの支払はライフと宝物で行われるため、競りの対象と同じカードを手札に引き込めているのなら支払われた宝物でそれを唱えることもできるだろう。ライフに余裕があるのなら、あなた自身が落札することで踏み倒し手段のように使うのもあり。ただし対戦相手のライフが多い場合は対戦相手に落札されて自分の首を絞める可能性もあるので要注意。
周りにアン・ゲームをしているプレイヤーがいない状況では、対戦相手のライフよりあなたのライフが多い状況なら確実にあなたが落札して、落札対象のカードのコピーを唱えることができるだろう。相手の方がライフが多い状況でも「唱えれば勝ち」のようなカードを競りの対象として対戦相手の高額落札を誘い、コピーの解決前に火力を撃ち込んでゲームを終わらせる、等の使い方が考えられる。多人数戦で一番ライフの多いプレイヤーと結託するのも面白い。
- カード名はイギリスのアーティスト、Banksyが監督した映画「Exit Through the Gift Shop」のパロディ。
[編集] ルール[1]
- 競りの参加者は順番等なく任意に入札可能。同時に入札したプレイヤーが複数いた場合はどちらが入札したかをあなたが選ぶ。
- 競りは、最高額の入札に対して誰もより高額な入札をしなくなるまで続く。
- 自分の持っているライフ以上の入札は行えない。このルールが存在するため、白金の帝像/Platinum Emperionをコントロールしているプレイヤーが複数おり、それらのプレイヤーが互いに譲らず競りが終わらない、ということは起こりえない。
- 無限の精霊/Infinity Elementalを剣を鍬に/Swords to Plowsharesで追放されるなどして∞点のライフを持つプレイヤーが複数いた場合は競りが終わらないことがあり得る。これは黒枠でも競りを発生させるカードと白金の帝像の組み合わせで発生しうる未解決問題である。
- 落札者は落札対象のコピーを、このソーサリーの解決中に唱える。
- パーマネント呪文のコピーは、トークンとして戦場に出る。
- 落札対象にステッカーが貼られていても、コピーにはステッカーは貼られていないものとして扱う。
[編集] 脚注
- ↑ UNFINITY RELEASE NOTES (ウィザーズ公式サイト 2022年10月7日)