ダッコン/Dakkon
提供:MTG Wiki
名刀鍛冶で戦士の男性ダッコン/Dakkonは、プレインズウォーカー/Planeswalkerのジアドロン・ディハーダ/Geyadrone Dihadaの依頼で、”黒き剣/Blackblade”を鍛造する。その報酬はプレインズウォーカーの能力。約束の10年が過ぎ、剣を受け取ったディハーダはダッコンをプレインズウォーカーとするが、同時に剣の力で魂を奪う。魂を失い影の戦士となったダッコン(彼自身には影ができない)は、ディハーダに復讐するため力を蓄える。
後に同じくディハーダに復讐を誓ったカルス/Carthによって、古代ドミナリア/Dominariaのコロンドール/Corondorに召喚される。Amulet of Ti-fu(ティ=フの護符)の呪いで、不本意ながらもカルスと共同戦線を張ることになる(このときにプレインズウォーカーの能力を失ってしまう)。
ディハーダの差し向ける手下、マンティコアやルエル/Rhuellを破り、ソルカナーから”黒き剣”を取り返す(影もできるようになる)と、エルダー・ドラゴン/Elder Dragonのピルー/Piruを剣で刺し殺す。ディハーダを後一歩まで追い詰めるが、逆に下僕となる契約を結ばされてしまう(ただし、カルスの寿命が尽き、ティ=フの護符の束縛から解放されるまで、ディハーダの支配から自由である)。
いまでは奇妙な友情で結ばれたダッコンとカルスの二人はコロンドールを離れテリシア/Terisiare大陸へと船出して行った。
黒き剣
黒き剣/Blackbladeはディハーダがダッコンに作らせた魔剣。
鍛え上げるのに10年を要し、鍛造中は奴隷の肉体に突き刺して冷却された。 殺した相手の魂を吸い取る力がある。ディハーダはダッコンの影をこの剣で貫き魂を奪う。
ディハーダはソルカナーにこの剣を授けるが、真の力を引き出せてはいなかった。ダッコンは、ゴルソノアのディハーダとの戦いでソルカナーからこの剣を奪い返す。
その経緯は不明だが、ダッコンが敗北した際にこの剣は失われたという。遥か未来(AR46世紀よりも後の時代)には、この黒き剣はコーラシュ/Korlashというアンデッドの戦士に受け継がれている。
ドミナリアの物語では、失われていた黒き剣は再鍛され、ベルゼンロック/Belzenlokの手に渡ってしまった。だが、ギデオン・ジュラ/Gideon Juraの手により奪還され、以後は彼の武器となる。ラヴニカ/Ravnicaでのニコル・ボーラス/Nicol Bolasとの決戦に用いられたが、その最中に再び破壊されてしまった。