神秘を操る者、ジェイス/Jace, Wielder of Mysteries
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灯争大戦で登場したジェイス。手札/墓地を肥やす能力と、ライブラリーアウトを勝利に置換する能力を持つ。
- 常在型能力
- 研究室の偏執狂/Laboratory Maniacのそれ。自身のドロー能力と合わせてライブラリーを引ききれば勝利が手に入る。
- この能力はライブラリーが無い時のドローを勝利に置換しているので、そのドロー自体は起こらない。ルール上定義されたライブラリーアウトは基本的に発生しないので、白金の天使/Platinum Angelなどで敗北が禁止されていても勝利する。詳しくは研究室の偏執狂/Laboratory Maniac#ルールを参照。
- +1能力
- プレイヤー1人のライブラリーを2枚削った後、自分がカードを1枚引く。思考掃き/Thought Scourと同様の効果。
- 単純に手札が増えるので優秀。削りは墓地肥やしと他2つの能力のために自分を対象にするのが基本になるが、対戦相手へのライブラリー操作対策やライブラリーアウト狙いにも使える。特に同セットに収録の神サイクルを一度除去した際に有効なことは覚えておきたい。
- -8能力
- 7枚引いた後、ライブラリーが0枚なら勝利する。
- 勝利する効果は一見蛇足にも見えるが、忠誠度がちょうど8の時に起動したり、これにより対応してジェイスを除去されて常在型能力の影響を失ったまま引ききっても勝利できるため、安心して起動できるようになる重要な効果である。また、ライブラリーが7枚の時に7枚引いてもジェイスの常在型能力は働かないため、1枚分だけ先んじて勝利できる。
- 素で5ターンもかかるためやや悠長ではあるが、勝ち筋として見ても単純な7枚ドローとして見ても十分な質を備えている。
昨今では珍しい、+能力で無条件にカードアドバンテージを増やせる4マナのプレインズウォーカーであり、スタンダードレベルではその1点で独自性が強い性能。色拘束がやや厳しいという難点はあるが、ドロー呪文の一種として活躍が期待できる。他方、2つの勝利条件能力はカードプールが広いフォーマットで真価を発揮しやすい。
登場直後のスタンダードではターボネクサスにおける、特に対コントロール向けのパーツとして使われることがあった。追加ターンでドローカードを連打する事により、これで増やした勝利条件を十分狙っていけるのも魅力のひとつ。ケシス・コンボやゴロス・ランプ成立後は、追加の勝ち手段として採用されるようになった。パイオニアでも睡蓮の原野コンボで使用されている。
モダンでは初期忠誠度の都合上、研究室の偏執狂より先置きしやすいカードとしてそちらに取って代わっており、アドグレイスを中心に採用される。
リミテッドでは出せれば強力だが色拘束がネック。毎ターン手札を増やせるエンドカードじみた特性は疑うべくもないので、デッキの方向に沿えば採用する価値はある。
ルール
- 常在型能力
- この能力についてのルールは研究室の偏執狂/Laboratory Maniac#ルールを参照。
- -8能力
- あなたのライブラリーが6枚以下で、ジェイスが戦場にないときにこの能力が解決された場合、あなたはライブラリーをすべて引き、ゲームに勝利する。これは能力の効果による勝利が、状況起因処理による敗北より先に起きるためである。
関連カード
- ジェイス・ベレレン/Jace Beleren
- 精神を刻む者、ジェイス/Jace, the Mind Sculptor
- 記憶の熟達者、ジェイス/Jace, Memory Adept
- 思考を築く者、ジェイス/Jace, Architect of Thought
- ギルドパクトの体現者、ジェイス/Jace, the Living Guildpact
- ヴリンの神童、ジェイス/Jace, Vryn's Prodigy - 束縛なきテレパス、ジェイス/Jace, Telepath Unbound
- 秘密の解明者、ジェイス/Jace, Unraveler of Secrets
- 狡猾な漂流者、ジェイス/Jace, Cunning Castaway
- 巧妙な精神魔道士、ジェイス/Jace, Ingenious Mind-Mage
- 神秘を操る者、ジェイス/Jace, Wielder of Mysteries
- 秘儀の策士、ジェイス/Jace, Arcane Strategist
- 鏡映魔道士、ジェイス/Jace, Mirror Mage
- スペースベレレン/Space Beleren
- 完成化した精神、ジェイス/Jace, the Perfected Mind
- 再覚醒したジェイス/Jace Reawakened
ストーリー
詳細はジェイス・ベレレン/Jace Beleren (ストーリー)を参照。