焦熱の介入/Fiery Intervention
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登場時のスタンダードに存在する同型呪文削剥/Abradeに比べ、クリーチャーへのダメージが2点上昇した代償に3マナも重くなってしまっている上にソーサリーである。ここまで極度に大振りだと、構築上であちらを押しのけてまで採用するのはかなり厳しい。5点ダメージだけ見れば、同セットに3マナの火による戦い/Fight with Fireも存在してしまっている。このモードの組み合わせ自体が優秀であることは、削剥の活躍でお墨付きではある。5点というダメージ量が、環境を定義する強力クリーチャーの1体である黎明をもたらす者ライラ/Lyra Dawnbringerに効くのは多少魅力的でもあり、それと何らかのアーティファクト群両方への同時対策が環境上どうしても必須というメタゲームが成立してゆけば、採用の余地が残されるか。
リミテッドでは白も緑も入らないデッキにとって、これが唯一のアーティファクト破壊手段。ドミナリアは歴史的をメカニズムとしておりアーティファクト戦略が重要なウェイトを占めるので、デッキカラーによっては何とか1枚は保険として確保しておきたい所だろう。5点のダメージだけ見てもリミテッドでは需要が高く、重めだが優秀なコモンと言える。
ストーリー
ゲートウォッチ/The Gatewatchを離れ一人ヤヤ・バラード/Jaya Ballardを探していたチャンドラ/Chandraは、彼女が友人に会いにヤヴィマヤ/Yavimayaへ向かったと聞き、その森を訪れる。だがそこで突如、機械の自動人形と動く樹木の戦闘が勃発した。どちらがヤヤの友人の軍勢なのか判断できず攻撃を躊躇するチャンドラだったが、自動人形のような姿の人物に助言され身を守られたことから、彼らの味方をすることに決め、樹木たちに火を放った(イラスト)。幸運にも、その人物こそがヤヤの友人、カーン/Karnであった[1]。
燃やすこと自体は簡単だ。対象を選ぶことの方が難しい場合もある。
脚注
- ↑ Return to Dominaria: Episode 8/ドミナリアへの帰還 第8話(Magic Story 2018年5月2日 Martha Wells著)