誓い
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誓い(Oath)は、
- エクソダスで登場したエンチャントのサイクル。詳細はしもべの誓い/Oath of Liegesなどを参照。
- ゲートウォッチの誓いで登場した伝説のエンチャント群。この項で説明する。
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解説
伝説のエンチャント
ギデオンの誓いが戦場に出たとき、白の1/1のコー(Kor)・同盟者(Ally)クリーチャー・トークンを2体生成する。
あなたがコントロールする各プレインズウォーカーはそれぞれ、忠誠(loyalty)カウンターが追加で1個置かれた状態で戦場に出る。
伝説のエンチャント
リリアナの誓いが戦場に出たとき、各対戦相手はそれぞれクリーチャー1体を生け贄に捧げる。
各終了ステップの開始時に、そのターンにプレインズウォーカーがあなたのコントロール下で戦場に出ていた場合、黒の2/2のゾンビ(Zombie)・クリーチャー・トークンを1体生成する。
いずれもレアの伝説のエンチャントで、戦場に出たときの誘発型能力(CIP能力)と、自分のプレインズウォーカーに関する能力を持つ。それぞれがゲートウォッチ/The Gatewatchに所属する各プレインズウォーカー/Planeswalkerに対応しており、彼らがゲートウォッチの一員となる際に誓いを立てたシーンを描いている。
1番目の能力により、実質的にソーサリー呪文のように扱うことができる。また構築では、プレインズウォーカーを多数採用して2番目の能力を活用するデッキを組むことも可能。
該当カード
- ギデオンの誓い/Oath of Gideon(ゲートウォッチの誓い)
- ジェイスの誓い/Oath of Jace(ゲートウォッチの誓い)
- チャンドラの誓い/Oath of Chandra(ゲートウォッチの誓い)
- ニッサの誓い/Oath of Nissa(ゲートウォッチの誓い)
- リリアナの誓い/Oath of Liliana(異界月)
- アジャニの誓い/Oath of Ajani(霊気紛争)
- テフェリーの誓い/Oath of Teferi(ドミナリア)
開発秘話
このカード群は、ゲートウォッチの誓いのテーマの一つである「プレインズウォーカーのチームの結成」を表すため、そしてどのキャラクターがゲートウォッチのメンバーになったのかを明確にするために作られた[1]。スーパーマンやバットマンなどの人気ヒーローがチームを結成するアメコミ作品「ジャスティス・リーグ」の大ファンであったMark Rosewaterは、同作品における「チームに新メンバーが加入する際、チームの理念を守るという誓いを立てる」描写から着想を得て、ゲートウォッチの各メンバーが誓いを立てるシーンをカード化することを思いついたのである[2]。
2番目の能力は当初、自分のコントロールするプレインズウォーカーすべてに忠誠度能力を付与する常在型能力だった(これは元々、マジック・オリジンのジェイスの聖域/Jace's Sanctumが持っていた能力である[3]。しかしこれには、ゲームが毎回同じようなものになってしまう、バランス調整が難しい、デザイン空間が限られているといった数々の問題があったため、プレインズウォーカーとのシナジーがある能力全般を扱えるように変更された[2]。
その他
- イラストは対応するキャラクターが右手を肩の高さまで挙げ、掌を正面に向けるポーズで統一されている(ギデオンの誓いのイラスト)。これはアメリカにおける伝統的な宣誓のポーズである[4]。
- ギデオンの誓い、ジェイスの誓い、ニッサの誓いのフレイバー・テキストは"For ~, I will keep watch."という誓いの言葉で統一されている。いずれも日本語版のカードでは、「keep watch」を「ゲートウォッチとなる」と意訳している。
- Mark Rosewater曰く、今後ゲートウォッチに新たなメンバーが加わることがあれば、そのキャラクターによる誓いのカードが新しく作られるとのこと[5]。
- 実際にその後異界月でリリアナ・ヴェス/Liliana Vessが加入し、リリアナの誓いが新たに作られた。
脚注
- ↑ Gatewatch Me Work, Part 2/私の仕事をゲートウォッチ その2(Making Magic 2016年1月18日 Mark Rosewater著)
- ↑ 2.0 2.1 A Solemn Oath, Part 2/厳粛なる誓い その2(Making Magic 2016年1月4日 Mark Rosewater著)
- ↑ The M-Files: Oath of the Gatewatch, Part 2/Mファイル『ゲートウォッチの誓い』編・パート2(Latest Developments 2016年1月29日 Sam Stoddard著)
- ↑ Oath(Wikipedia)
- ↑ Blogatog(Mark Rosewaterブログ)