賞罰の天使/Angel of Sanctions
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クリーチャー — 天使(Angel)
飛行
賞罰の天使が戦場に出たとき、対戦相手がコントロールする土地でないパーマネント1つを対象とする。あなたはそれを賞罰の天使が戦場を離れるまで追放してもよい。
不朽(5)(白)((5)(白),あなたの墓地からこのカードを追放する:マナ・コストと不朽を持たない白のゾンビ(Zombie)・天使(Angel)であることを除き、これのコピーであるトークンを1体生成する。不朽はソーサリーとしてのみ行う。)
WHISPERのテキストには誤りがあります。注釈文の「賞罰の天使はソーサリーとしてのみ行う」は「不朽はソーサリーとしてのみ行う」と読み替えて下さい。
放逐する僧侶/Banisher Priestの流れを汲む、CIP能力で暫定的な追放効果を発揮できる天使。これは払拭の光/Banishing Lightを内蔵しており、不朽も併せ持つ。
土地以外のどんなパーマネントも処理できる万能性に加え、3/4飛行と戦闘向けの基礎スペックまで有する。さらに不朽を持つ点が追放能力と噛み合っており、放逐する僧侶やその亜種の悩みである「除去されてアドバンテージを取り返される」といった状況に、自力かつ単体で対処できる点が画期的。マナカーブに沿ってスムーズに出し直せるため、打ち消しにも強く、カード・アドバンテージを天秤に掛けさせながら追放状態を固定化しやすい。また、後になってより危険なパーマネントを出された場合でも、チャンプブロックなどで死亡させ、不朽で改めてそちらを追放するというプレイングも可能となっている。総合的なコスト・パフォーマンスの高さは歴然で、非常に優秀なカード。
構築ではミッドレンジやコントロールでの活躍が期待できる。登場時のスタンダードは機体や神、不朽持ちなど、通常の除去では対処しきれないパーマネントが比較的多い環境であるため、大いに活躍できる。ただし、不朽持ちには自身も含まれるため、同じくこれを使うデッキが相手の場合は唱えるタイミングに気を配りたい。また、幾つかの追放除去や墓地対策手段がある事にも留意が必要。
除去の貴重なリミテッドでは獲得したアドバンテージ差を勝利に直結させやすく、後出し先出し問わず使える優良な主力アタッカー。
- パーマネントを追放する能力のルールについては放逐する僧侶/Banisher Priestの項を参照。