金属製の巨像/Metalwork Colossus

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クリーチャーでないアーティファクトコントロールしていると、その合計分の点数で見たマナ・コストだけ自身のマナ・コストが減少する超巨大構築物クリーチャー。アーティファクトを2つ生け贄に捧げることで、墓地から手札に戻る能力も持つ。

素出しするには少々度を越した重さだが、コスト軽減能力が点数で見たマナ・コストを参照するのがポイント。ほかのアーティファクトを媒介にしてこれ自身のマナ・コストを分割払いできるようなものであり、デッキ内に充分な数のアーティファクトを仕込んでおけば見た目以上に扱いやすい。例えば4ターン目まで順調に土地が伸ばせると合計で10マナが使えるが、その内6~7マナ以上をアーティファクト呪文に充てれば5ターン目には唱える事ができてしまう。同様の理由でマナ・アーティファクトとの相性もよく、それを経由すれば更に早い段階でキャストする事も可能。ただし、非クリーチャーという縛りを念頭に置くと戦場の守りが手薄になりやすくなるため、これを唱えるまでの時間を稼げる構成にしておくのは半ば必須と言える。可能なら対戦闘用のアーティファクトも入れておくなどしたい。

手札に戻る能力も、割安なコストで唱えられるフィニッシャーサイズのクリーチャーが何度でも蘇ってくるのはやはり強力。それ自体は生け贄コストとコスト軽減能力が基本的にアンチシナジーとなるが、盤面によっては戻してから即再着地する事も不可能でないため、対戦相手からすると頭を抱えることになる。

登場時点のスタンダードでは、通常時は非クリーチャーである機体が大量収録されたのも追い風となり、それらやマナ・アーティファクトからこれを叩きつける金属製の巨像キーカードとなった。

  • 二番目の能力で生け贄に捧げるアーティファクトは、アーティファクト・クリーチャーでも構わない。一番目の能力と混同しないよう注意。
  • 二番目の能力は、これが墓地にある間はコストさえ支払えば何度でも起動できる。

参考

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