戦争の精霊/War Elemental
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War Elemental / 戦争の精霊 (赤)(赤)(赤)
クリーチャー — エレメンタル(Elemental)
クリーチャー — エレメンタル(Elemental)
戦争の精霊が戦場に出たとき、このターンにダメージを受けた対戦相手がいないかぎり、それを生け贄に捧げる。
対戦相手1人がダメージを与えられるたび、戦争の精霊の上に同数の+1/+1カウンターを置く。
戦場に出たターンに対戦相手にダメージを与えていなければそのまま生け贄になってしまうが、対戦相手が受けたあらゆるダメージに対して、そのダメージ量と同じだけの+1/+1カウンターが乗るクリーチャー。
「対戦相手にダメージを与えるたびに+1/+1カウンター」というクリーチャーは結構な数がいるが、これはその中でも段違いに強力な能力。これ以外のあらゆる発生源が対戦相手にダメージを与えるたびに+1/+1カウンターが乗るので、他のクリーチャーの攻撃や火力はおろか、対戦相手のコントロールするペインランドや黒焦げ/Charのような自傷ダメージであっても誘発する。放置するとすぐに手のつけられないサイズになるだろう。
とはいえ初期サイズが3マナ1/1で、ダメージをあらかじめ与えておく必要があるというのはあまりに不安定。また、少々能力はオーバーキル気味で、構築では炎歩スリス/Slith Firewalkerの成長速度でも十分だったため、これが使われることはあまりなかった。リミテッドなら出せれば強力だが、トリプルシンボルがネックとなる。
- 生け贄に捧げるかどうかは誘発型能力の解決時にのみ決定する。解決時までにダメージを与えてあれば生け贄に捧げなくてもよくなるため、その能力をスタックに乗せてから火力などで対戦相手にダメージを与えると、その分も+1/+1カウンターが乗ることになるため少しだけ得である。
- 戦場に出る際にそのターンに対戦相手にダメージを与えたかどうかを見るため、狂喜の元になったカードのように思えるが、そうではないらしい。2006のFebruary 22, 2006を参照。