アリクスメテス/Arixmethes
提供:MTG Wiki
アリクスメテス/Arixmethesはテーロス・ブロックのキャラクター、およびテーロス/Therosの地名。カード化はされていない。
目次 |
解説
テーロスにかつて存在したとされる都市国家。知る者の少ない伝説によれば、アリクスメテスは沿岸の大都市であったが、ヘリオッド/Heliodに太陽の槍クルソー/Khrusorを放たれ、海に沈んだとされる。
その正体は、陸地ではなく巨大なクラーケンの上に築かれた都市である。このクラーケン自身もまた、アリクスメテス/Arixmethesの名で呼ばれる。
経歴
海を落ちて/Drop for Drop
エルドラージ/Eldraziに対抗できる海のクリーチャーを求めてテーロスを訪れたキオーラ/Kioraは、エルズペス・ティレル/Elspeth Tirel、アジャニ/Ajaniとともに南風号/The Monsoonに乗り、廃墟と化した伝説の都市、アリクスメテスに辿り着いた。その「島」の表面は一見陸地のようだったが、キオーラにはその色と弾性が岩石でなく、生物のそれであると分かった。神秘の神殿/Temple of Mysteryを目指す他の2人と違い、彼女の目的地はまさにここだった。
だがその場に、キオーラに対して怒り狂うタッサ/Thassaが現れた。キオーラは2人に別れを告げると、深海に眠るクラーケンとリバイアサンに呼びかけ、様々な次元/Planeから海の怪物たちを召喚した。タッサもまた、テーロス中からクラーケンを呼び寄せ、そしてアリクスメテス自身を戦いに赴かせた。海面を破って現れたその姿は、有り得ないほどに巨大だった。タッサはキオーラ側の戦力を次々と倒し、あるいは従えていったが、キオーラにとってはアリクスメテスさえ――このコジレック/Kozilekにも匹敵する巨体のクラーケンさえ――手に入ればよかった。キオーラはアリクスメテスに繰り返し思考を送った。貴方は私のものでもタッサのものでもない、ただ私に力を貸してほしい。だがアリクスメテスが応えることはなかった。タッサは海を割り、剥き出しの海底へとキオーラを落下させた。
アリクスメテスは深海へと帰っていった。大きな希望を持っていたが、あのクラーケンのことはもう諦めなければならない――キオーラは自分を岩に繋ぎ止めるタッサの二叉槍デケーラ/Dekellaを掴んだまま、プレインズウォークした。
登場
登場作品・登場記事
- Planeswalker's Guide to Theros, Part 1/プレインズウォーカーのための「テーロス」案内 その1(Feature Article 2013年8月21日 The Magic Creative Team著)
- Journey into Nyx: Godsend, Part II(小説)
- Drop for Drop/海を落ちて(Uncharted Realms 2015年5月20日 Kelly Digges著)