暗黒の儀式/Dark Ritual

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2008年3月3日 (月) 00:25時点におけるヴぁ (トーク | 投稿記録)による版
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解説

マジック史上初のサイクルを成すカードの1つで、最軽量にして最高のマナ加速の1つ。を除く他のに比べ、やや遅くなりがちなの速さを支えてきた、当時の黒使いなら誰でも使用したことのあるカード

1マナ使用して生まれるマナは3マナ。実質2マナしか増えず、ハンド・アドバンテージを失ってはいるのだが、序盤のうちに2マナ上のクリーチャー呪文プレイできるカード・パワーは半端ではない(特に1ターン目にこれ経由の惑乱の死霊/Hypnotic Specter、通称A定食の凶悪さが有名)。ゲーム中盤以降も、生命吸収/Drain Lifeの様なX系呪文の増強やOrder of the Ebon Handなどのパンプアップに用いられ、無駄にはならない。

スタンダード落ちしてもその脅威は止まることなく、主に様々な凶悪コンボのお供として猛威を振るった。

かつては基本セットや大型エキスパンションの常連であったが、第6版再録されなかったのを皮切りにインベイジョンオデッセイの未収録、更にはエクステンデッドでの禁止などの経過をも含んだ後に、スタンダードを去ることになった。そして現在では一時的なマナ加速がに移っており、完全に再録への道を絶たれたと言っても良いだろう。

ルール

2000/04/01より、エクステンデッドにおいて禁止カードとなる。現在、公式のフォーマットではエターナル環境でしか使えない。

これはマナ能力ではないので、コストの支払いを求められた時にプレイすることはできない。そのため、そのような呪文能力対応してプレイする必要がある。

ルールの変更などによりインタラプトマナ・ソースインスタントという変遷を経た。そして、単なるエラッタだけではなく、エキスパンションによってそれぞれのカテゴリの表記で印刷されたカードが存在する。長期に渡って再録され続けてきたカードならではの現象である。

  • マナ・ソースであった時代はルール上「カウンター出来ない」カードだった。これは、マナ・ソース(と、生け贄などの「コストの支払い」)は「何者にも阻害されない」ことになっていたため(もちろんインスタントとなった現在はカウンター可能)。とはいえ、普通は単にマナを出すだけのこのカードよりも、これに続いてプレイされた呪文の方をカウンターすればよかったためそれほど大きな問題ではなかった。

関連カード

アルファの黒のマナ加速には、クリーチャーをマナに変換するSacrificeがある。そちらはこれとは別系統の黒マナ加速の系譜を生んでいる。

サイクル

1マナで3つ分の何かする、マジックで最初にデザインされたサイクルの1つ。5ブーンカード/5 Boon Card(恩恵カード)とも言う。

各色の特徴をよく表しているが、初期のものであるため、それぞれのカード・パワーに大きな差が。

Ancestral Recall>暗黒の儀式=稲妻>巨大化>>治癒の軟膏

といった感じであり、Ancestral Recallと治癒の軟膏の力の差はかなりのもの。

亜種

黒のマナ加速。生け贄を要求するSacrifice系のマナ加速は除外。

その他

長年親しまれただけあって、様々なイラストレーターにそのイラストが描かれている。最終的にはメルカディアン・マスクスにおけるFoilまで登場しており、その点において対抗呪文/Counterspellと共に恵まれている。

参考

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