羊毛鬣のライオン/Fleecemane Lion
提供:MTG Wiki
クリーチャー — 猫(Cat)
(3)(緑)(白):怪物化1を行う。(このクリーチャーが怪物的でない場合、これの上に+1/+1カウンターを1個置く。これは怪物的になる。)
羊毛鬣のライオンが怪物的であるかぎり、これは呪禁と破壊不能を持つ。
2マナ3/3の基本性能に加えて怪物化能力を持つ優秀なウィニークリーチャー。番狼/Watchwolfの上位互換。
番狼同様に序盤から高いクロックとなるだけでなく、中盤以降には4/4の呪禁・破壊不能というすさまじい除去耐性をもったクリーチャーに変貌する一度怪物化したこのカードを除去するのは困難で、基本的には怪物化する前に、または怪物化に対応して除去するのが望ましいが、それができなかった場合は布告、全体バウンス・全体追放、壁でブロックし続けるなどの手段を取るしかない。怪物化までには計7マナかかるとはいえ、5ターン目からパワー4が殴れるので、そこまでテンポが悪くなるわけではない。
ただしいくら除去耐性が高いといっても、回避能力を持たない4/4はフィニッシャーとしては力不足。あくまで後半でも戦力となる優秀なウィニークリーチャーという考えでいる方がいいだろう。
言うに及ばず、怪物化後はオーラ全般と相性が良い。登場時のスタンダードでは色の合うひるまぬ勇気/Unflinching Courageなどと併用するのも良いだろう。
構築では緑白系のビートダウンでの活躍が期待できる。この色の2マナ域には復活の声/Voice of Resurgenceや漁る軟泥/Scavenging Oozeなど強力なライバルが多いので、デッキに合わせて取捨選択したい。
発売前には多大な注目を浴びていたものの、スタンダードではセレズニアアグロ自体がメタゲームで鳴りを潜めたこともあり目立った活躍は出来なかった。しかしその後のローテーションの変化で、黒緑白ビートダウンなどに採用されるようになる。
- モチーフはギリシャ神話の怪物、ネメアーの獅子だろう。ケルベロス、ヒュドラー、キマイラ、スピンクスなどの兄弟で、どんな武器でも傷一つつかない強靭な皮膚を持っていたが、英雄ヘーラクレースに三日三晩絞め続けられて殺された。死後は天に上げられ、しし座になったとされる。