執政官

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執政官/Archonは、クリーチャー・タイプの1つ。元ネタは存在するが、マジック:ザ・ギャザリングオリジナルのクリーチャー


Blazing Archon / 魅力的な執政官 (6)(白)(白)(白)
クリーチャー — 執政官(Archon)

飛行
クリーチャーはあなたを攻撃できない。

5/6


Archon of Justice / 正義の執政官 (3)(白)(白)
クリーチャー — 執政官(Archon)

飛行
正義の執政官が死亡したとき、パーマネント1つを対象とし、それを追放する。

4/4

初出はラヴニカ:ギルドの都魅力的な執政官/Blazing Archon。2体目の登場は3年後のイーブンタイド正義の執政官/Archon of Justiceで、その後も徐々に数を増やしている。

かそれを含む多色にのみ存在する。共通する能力としては全員飛行を持ち、またパーマネント追放する誘発型能力を持つものがいくつかいる。

伝説の執政官は暁まといのクロンド/Krond the Dawn-Cladのみ(テーロス現在)。

ストーリー

「アルコーン」とはもともとギリシア語で「執政官」を意味し、その名の通り、古代アテネの政治に携わる官職のことを指す。和訳でも、それを踏まえて「執政官」と訳されている。

転じて、グノーシス主義では「偽神」すなわち全知全能でない神、低位の神を意味する。そこから派生し、創作ファンタジーの世界でも、神に準ずる強大な存在などを指す言葉として使われる。例えばダンジョンズ&ドラゴンズに登場する天使的存在も「Archon」と呼ばれている。マジックのArchonもその流れを汲んだ超現実的で神秘的な種族である。

マジックでは、人型の堂々たる体躯を持ち盲目であり、何らかの空飛ぶ生き物に騎乗しており、栄光や正義などのに属する原理や価値観を体現するクリーチャーである(→Angry Lands, Brave Adventurers, and Other Decks for Vorthosマジックの独自クリーチャーたち参照)。

  • Archonは英語では「アーカン」「アルカン」、原語であるギリシア語では「アルコン」「アルコーン」と発音する。
  • カード名に「執政官/Archon」とつくクリーチャーは他に陰謀団の執政官/Cabal Archonが存在するが、そちらの「アルコーン」は原義どおりの政治官僚の意味で用いられており、クリーチャー・タイプも人間クレリックである。
    • カード名を訳すとき、多くの場合は先例にならって逐語訳的に訳すことで、異言語カード間の対照に困らないようにしている(→テンプレート#カード名のテンプレート)が、執政官の訳語についてはそれが仇となったと言えよう。初代執政官である魅力的な執政官のイラストが、それと分かりにくいものであったことも大きいか。
  • 初代の魅力的な執政官から4枚目にあたる復讐に燃えたアルコン/Vengeful Archonのカード名で初めてアルコンとギリシア語読みで訳されたが、テーロスでは再び執政官と訳された。

参考

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