ドミナリア/Dominaria
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ドミナリア/Dominariaは、多元宇宙/Multiverseに存在する次元/Planeの1つ。かつてはマジックのストーリーの中心に位置付けられ、多くのセットの舞台となった。
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解説
多元宇宙の中心となる次元。地球によく似た惑星の形をとり、広大な海にさまざまな大陸が存在している。ドミナリアという名は「ドミニアの歌」を意味する(ドミニア/Dominiaは多元宇宙の古い呼び名)。
多元宇宙においても特殊な次元で、他の次元と比べて、常に多くの別次元と繋がっているという特徴がある。豊かなマナ資源があり、召喚しやすい多様なクリーチャーがいるため、プレインズウォーカーたちが好んで訪れる理由の一つとなっている。
ドミナリアの1年は420日である。ほとんどの文明圏では1か月を35日、1年を12か月とし、ウルザ/Urzaとミシュラ/Mishraの生まれた年を紀元0年とするアーギヴィーア暦/Argivian Reckoningを採用している。気候は地球と大差なく、赤道周は地球の2.5倍もありながら、重力はほぼ1G。これには、惑星の中心に秘密があると言われているが……。
ストーリー
ファイレクシア/Phyrexia人はドミナリアを乗っ取ろうとしており、4205ARのラースの被覆/Rathi Overlayによってドミナリアは徐々にラース/Rathと重ねられていった。大半の住人はファイレクシア軍によって深刻な打撃を受けた。
侵略から100年ほど経ったAR44世紀には文化はある程度復興してきているようだ。しかし度重なる魔力の暴走(サイリクスの発動、トレイリアの時間実験、ラースの次元転移、カローナ/Karonaの出現による魔力剥離など)によりAR46世紀には時間と次元が混乱している。
物理学・天文学的考察
- ドミナリアの半径は地球の2.5倍ある。すなわち、表面積は地球の6倍以上、体積は15倍以上に達する。
- 気候が地球と変わらないということは、地軸の傾きが地球とほぼ同じということである。しかし、半径が2.5倍あるため地軸の傾きはそのぶん小さくなる必要があり、恐らくおよそ10度〜15度程度(地球は23.4度)になる。
- 我々の太陽系と同規模の太陽を仮定するなら、1年が長いということは、公転軌道が地球よりやや外側であるということになる。そのぶん太陽から受け取るエネルギーが小さくなる。天体の大きさが2.5倍あるため、ある程度は軽減されるが、それでもやや地球よりは寒冷化するはずである。気候が同じであるなら、そのぶん太陽の活動が活発である、温室効果が地球より大きく働いているなどの可能性が高い。
- 惑星のサイズが大きいにもかかわらず、重力がほぼ同じ1Gということは、天体の密度が小さいか、内部が中空になっている可能性を指摘できる。
主な地名
- ドメインズ/The Domains - エローナ/Aerona大陸を中心に多くの群島からなるドメイン大陸群。
- テリシア/Terisiare - 兄弟戦争/Brothers' Warの舞台となった大陸。アンティキティー、ザ・ダーク、アイスエイジ・ブロックなどの舞台。
- サーペイディア/Sarpadia - 荒廃した大陸。フォールン・エンパイアの舞台。
- コロンドール/Corondor - プレインズウォーカーの戦いの地。
- ジャムーラ/Jamuraa - 熱帯の超大陸。ミラージュ、ビジョンズ、プロフェシーの舞台。
- トレイリア/Tolaria - 絶海の孤島。
- シヴ/Shiv - 火山島。
- オタリア/Otaria - 他の大陸から隔絶されている大陸。オデッセイ・ブロック、オンスロート・ブロックの舞台。
登場カード
- トレイリア西部のアカデミー/Academy at Tolaria West (次元カード)
- ヴェズーヴァ島/Isle of Vesuva (次元カード)
- クローサ/Krosa (次元カード)
- ラノワール/Llanowar (次元カード)
- オタリア/Otaria (次元カード)
- シヴ/Shiv (次元カード)
- 鉤爪の門/Talon Gates (次元カード)