灰の盲信者/Ash Zealot

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熊相当の基本性能に加え、3つの能力を持つ優秀なウィニー・クリーチャー。

墓地から呪文を唱えることを牽制する能力は、ラヴニカへの回帰内部に限るとまったく無意味である（そういうことができるカードが存在しない）ので、基本的にフレンチ・バニラとして運用することになる。それでも2/2先制攻撃・速攻はなかなか優秀。

スタンダード環境に目を移せば、直前のイニストラード・ブロックにはその手のカードが豊富なので俄然強力になる。フラッシュバック全般へのアンチカードとなり、またゾンビ・デッキの墓所這い/Gravecrawler、各種青デッキの瞬唱の魔道士/Snapcaster Mageに対しては能力への対策のみならず、戦闘になっても先制攻撃で一方的に討ち取れる点で二重の対策となっている。

ただし、呪文以外の墓地利用には対処できないし、呪文に関しても対戦相手としては3点ダメージを覚悟すれば唱えることができてしまう。例えば堀葬の儀式/Unburial Ritesなどの一発で勝負を決められるレベルの呪文対策としてはやや甘いといえる。あくまで優秀なウィニーのおまけ的能力と考えておくのが無難であり、本気で墓地対策がしたいなら専用のカードを用意したほうがいいだろう。

• ダブルシンボル2マナで2/2に加えてキーワード能力＋αを持つ、というと、一見白っぽい性能である。

参考

• バンパーへのボウリング（Latest Developments 、文:Tom LaPille）
• カード個別評価：ラヴニカへの回帰 - レア