Hazezon Tamar
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伝説のクリーチャー — 人間(Human) 戦士(Warrior)
Hazezon Tamarが戦場に出たとき、あなたの次のアップキープの開始時に、赤であり緑であり白である1/1の砂漠の民(Sand)・戦士(Warrior)クリーチャー・トークンをX体生成する。Xは、あなたがその時にコントロールしている土地の数である。
Hazezon Tamarが戦場を離れたとき、すべての砂漠の民・戦士を追放する。
大量のクリーチャー・トークンを産むクリーチャー。戦場に出た次のアップキープに土地の数だけトークンが沸く。ただし、これが戦場を離れるとトークンはすべて追放されてしまう。
これ自体はマナ・コストの割に2/4とサイズが小さいが、トークンの数で戦力不足を埋めるような仕組み。このカードが作られたレジェンド当時は、有効なマナ・アーティファクトが少なかったためにマナ基盤は実質的に土地だけであり、これのマナ・コストの大きさもかえって「大量のトークンを生む」結果につながり、それなりに人気があった。
- トークンが生成される前にこれが戦場を離れた場合、その後に出たトークンはこれの能力で追放されずに残り続ける。
- 戦場を離れるときに追放する砂漠の民・戦士は、これが生成したトークンに限らない(多相クリーチャーなども追放される)。
- 「砂漠の民/Sand」はこのカードのみで使われていたクリーチャー・タイプであったが、はるか後の砂丘生みのネフィリム/Dune-Brood Nephilimで久し振りにこのクリーチャー・タイプが使用された。このカードとはそれ以外の点でもいくつかの類似点がある。
- Magic Onlineの2007年3月下旬~4月中旬のプレミアイベントにて、Magic Online Promotionalという形で配布された。
オラクルの変遷
印刷時のルール文章は現在のものに近い挙動である。1998年頃のオラクル(第5版ルール)では、トークン生成能力は「Hazezon Tamarは『あなたのアップキープの間、あなたがコントロールする土地1つにつき、Sand Warriorクリーチャー・トークンを1体戦場に出す。』を持った状態で戦場に出る。」と表現されていた。
「1つのクリーチャー・タイプは、1つの単語で表される」というルールにより、1999年9月頃のオラクル更新でSand WarriorはSand-Warriorとハイフンで繋がれた。その後、戦士(Warrior)のクリーチャー・タイプが存在することから、2001年8月のオラクル変更時で砂漠の民(Sand)・戦士に分割される。
2002年3月頃のオラクル更新で、トークン生成能力の誘発条件は「あなたのアップキープの開始時に、Hazezon Tamarがあなたの直前のアップキープより後に戦場に出た場合」と変更された。これによって、自分がこれを唱えた後、他のプレイヤーにコントロールを奪われると、どのプレイヤーもトークンを得られない状況ができるようになった。
また、2005年8月頃のオラクル更新で、Hazezon Tamarが持つ「戦場を離れたときに砂漠の民・戦士を追放する」能力は、トークンが持つ「《Hazezon Tamar》という名前のパーマネントが戦場に出ていないとき、このカードを追放する。」とう能力に変更された。この変更により、他の砂漠の民・戦士(多相など)には影響を及ぼさないようになっていた。
その後、印刷時の挙動に近づけるため、2009年9月4日のオラクル更新で、トークン生成能力の誘発条件は「戦場に出したプレイヤーの次のアップキープ」に 誘発する遅延誘発型能力を生成するCIP能力になり、追放能力もトークンではなくHazezon Tamarが持つものに戻された。