執政官
提供:MTG Wiki
執政官/Archonは、クリーチャー・タイプの1つ。
「執政官」とはその名の通り政治などを執る官職のことで、「Archon」はもともとは古代アテネの高級執政官のことを指した言葉。しかし、マジック世界の「Archon」は官職ではない。
マジックのArchonとは、超現実的で神秘的な人型の存在で、何らかの空飛ぶ生き物に騎乗しており、栄光や正義などの白に属する原理や価値観を体現するクリーチャーである(→Angry Lands, Brave Adventurers, and Other Decks for Vorthos参照)。
- グノーシス主義やゲームのダンジョンズ&ドラゴンズなどに登場する天使的存在も「Archon」と呼ばれていて、古代アテネのArchonから名付けられたとされている。本項目で取り扱っているArchonはこちらに近い。
- Archonは英語では「アーカン」「アルカン」、原語であるギリシア語では「アルコン」「アルコーン」と発音する。
- カード名に「執政官/Archon」とつくクリーチャーは他に陰謀団の執政官/Cabal Archonが存在するが、そちらは人間・クレリックである。
- カード名を訳すとき、多くの場合は先例にならって逐語訳的に訳すことで、異言語カード間の対照に困らないようにしている(→テンプレート#カード名のテンプレート)が、執政官の訳語についてはそれが仇となったと言えよう。初代執政官である魅力的な執政官のイラストが、それと分かりにくいものであったことも大きいか。
- 初代の魅力的な執政官から4枚目にあたる復讐に燃えたアルコン/Vengeful Archonのカード名で初めてアルコンとギリシア語読みで訳された。クリーチャー・タイプは依然として執政官である。